第十八話 山田大尉!今度はテニスだ!その六
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「やったぜ」
「ああ、そっちもか」
「軽くクリアしてきたぜ」
こう言うのだった。
「やったぜ」
「そうか、それはよかったな」
「ああ、じゃあな」
「満足したからな」
だからだというのだ。
「家に帰るか」
「ああ、そうするか」
「それは駄目だ!」
自宅に帰ろうとした二人にだ、ここでだった。
最初の頃に出て来た黒スーツの一団、懐かしい顔触れがいきなり二人を取り囲んでこう言って来たのだった。
「君達はこれからある場所に来てもらう」
「あっ、仕事のですか」
「仕事の話ですか」
「そうだ、ゲームを楽しんだ後だがだ」
「次は仕事ですか」
「ヒーローには休息はない、ですね」
「そういうことだ」
だが勇者は身体をなくしつつ戦っていかなけrばならない、その悲しさに比べたら二人はかなり幸せではなかろうか。
「これから大臣のところに来てもらう」
「悪田部さんですね」
「全話出場を狙っている」
「その全話出場の為にだ」
仕事とは別にだ。
「あの方も出番が欲しいのだ」
「出番は人気あってこそですからね」
「出ないと本当に人気出ないですからね」
「まあそうでないキャラもいますけれどね」
「作品によっては」
そうした幸せなキャラクターもいるのだ、作品によっては。
「大体ヒロインが一番人気ですよね」
「男塾だと主人公でしたけれど」
主人公が人気投票でトップになることは実はあまりない様である。
「この作品ヒロイン要素少ないですからね」
「出て来る敵男ばかりですし」
「女性キャラのレギュラーって伊藤さんだけで」
「女っ気少ないですからね」
「必然的にアンケートしたら投票対象は男ばかり」
「そうなりますね」
「そういえばそうだな」
黒スーツの人の代表も二人の言葉に頷く。
「私も人気投票に出られればいいが」
「名前あります?」
「名前あったらいけますけれど」
「名前は今作者が決めた」
おそらくこのキャラが次回登場の時には忘れている。
「名前は猪上和比古だ」
「声優さんの名前もじってますね」
「というか漢字変えただけですね」
「ジェリド=メサの声優さんだ」
数多くの美形を演じてこられた人である、その演技力の安定感は尋常なものでなくしかも歌唱力も備えている人だ。
「アニメ化の際は私の声はあの人を希望する」
「まあそれはですね」
「アニメ化の企画は絶対に来て欲しいですよね」
「俺達のグッズも出て」
「それで某妖怪ウォッチみたいになって欲しいですね」
社会現象までになる位の人気になれば最高である。
「まあとにかくですね」
「これからですね」
「悪田部さんのところにですね」
「行かないといけないんですね」
「次の勝負の日程と相手、場所が決まった」
それ
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