第十八話 山田大尉!今度はテニスだ!その一
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戦え!!正義の兄弟戦士ジャスティスカイザー
第十八話 山田大尉!今度はテニスだ!
今回は趣向を変えてだ、日帝衆の方からはじめることとなった。作品もマンネリだと人気が落ちるので作者も考えたのだ。
その日帝衆の元老である西郷がだ、空軍衆を率いる源田とハルトマンに言った。
「ジャスティカイザーはしぶといでごわす」
「全くです」
「中々勝てないです」
二人も無念の顔で西郷に応える、三人は今は夏の舞鶴でそれぞれ赤褌姿になって水泳で己の心身を鍛錬している。映像は三人の逞しい太腿にふくらはぎ、健康的な大胸筋に幾つにも左右対称に分かれた腹筋、そして見事な褌に包まれた股間に素晴らしい肉付きの尻をサービスショットで映すべきである。
「ここぞという時にです」
「あの二人は卑怯なことばかりします」
「そして勝っています」
「毎回ですが」
「全くでごわす」
西郷も泳ぎつつ二人に応える、平泳ぎの褌姿の股間を後ろからクローズアップする映像ならば最高である。
「卑怯、卑劣、姑息」
「まさに武門にあるまじき行い」
「破廉恥の極みです」
日帝衆の者達だけでなく誰もが思っていることだ。
「最低最悪です」
「どうにもならない連中です」
「何処まで汚いのか」
「同じ人間として嘆かわしい限りです」
「しかしでごわす」
その卑劣な二人をというのだ。
「我等は卑怯卑劣にはでごわす」
「正々堂々と、ですね」
「戦いそして」
「勝つ」
「そうすべきですね」
「武門の者として」
「策は使うでごわす」
それはというのだ、だが西郷は日帝衆の元老であり棟梁だ。その立場にある者として毅然とした声で言うのだった。
「それは」
「はい、勝利の為に」
「それは」
「しかしでごわす」
それでもとも言う西郷だった。
「あの様な、真剣勝負の場においての」
「武道やスポーツの場では」
「あの様な卑怯卑劣な振る舞いは」
「決して許されません」
「武士ならば」
「おいどん達は何か」
日帝衆そのものについての話にもなっていた。
「武士でごわす」
「そうです、陛下と日本ひいては世界を守る」
「我等は武士です」
二人もこう返す、ただここでだ、
ハルトマンは西郷にだ、自身のことを言った。
「ただ私は」
「騎士でごわすな」
「ドイツの騎士です」
自身はそうだというのだ。
「武士ではなく」
「そうでごわすな、しかし」
「はい、日本に武士道がある様に」
「ドイツにもでごわすな」
「騎士道があります」
それがというのだ。
「騎士道もまた、です」
「卑怯卑劣はしないでごわすな」
「ジャスティスカイザーの如き振る舞いは
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