第二百二十三話
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第二百二十三話 亜美が思うこと
亜美は自分の家でだ、使い魔のアルテミスとセレニティに言った。
「ビー玉作るにしてもや」
「錬金術だから」
「ご主人の専門よ」
二匹はこう主に話した。
「それならいいのでは」
「得意でしょ」
「ビー玉作ることも」
「普通にいけるんじゃ」
「いや、うちこれまでガラス作ったことないねん」
亜美は二匹に自信なさげに言った。
「これが」
「そういえばそうだったかしら」
「ガラスを作ったことなくて」
「それでなの」
「自信がないのね」
「そやねん、上手く出来たらええけど」
やはり自信なさげに言う亜美だった。
「不安やな」
「まあ不安でもね」
「宿題だし」
だからだとだ、使い魔達は亜美に言うのだった。
「ここはね」
「頑張って作りましょう」
「私達も使い魔として助けさせてもらうから」
「一緒にね」
「悪いな、それやったらな」
是非にとだ、こう答えてだった。
亜美はあらためてだ、二匹に言った。
「頑張って作ろか」
「うん、そうしましょう」
「一緒に作りましょう」
アルテミスとセレニティも話してだ、そのうえで。
亜美はまずはガラスつまりはビー玉の作り方を勉強した。それが書いてある本を読んでから二匹に述べた。
「ほなはじめよか」
「ええ、これから」
「そうしましょう」
二匹も応えた、そして。
亜美は早速だった、錬金術の道具を出した。それから。
作りはじめてだ、二匹にまた言った。
「何か錬金術って思ったら」
「気が乗る?」
「そんな風に見えるけれど」
「うん、やっぱり楽しいな」
こう言うのだった。
「錬金術はええわ」
「じゃあ楽しんでね」
「ビー玉作ろう」
「そうするわ」
こうしてだった、亜美は楽しんでビー玉を作りはじめた。亜美の場合はそうした状況でいい感じであった。
第二百二十三話 完
2015・3・29
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