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転生とらぶる
マブラヴ
ゲート 自衛隊彼の地にて、斯く戦えり
0954話
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へと入るのだった。





「アクセル代表、昨夜は良く眠れたか?」

 風呂に入って身支度を済ませ、今回の交渉要因として帝都に来ていた者達が全員集まったところ――当然ながら一番遅かったのはシェリルだった――で、ピニャが姿を現す。
 俺達の前にはそれなりに量のある朝食が用意されているのだが、何故かピニャの前に用意されたのは葡萄のように見える果実が一房だけ。
 足りるのか?
 そんな俺の疑問を感じ取ったのだろう。ピニャは果実を摘まみつつ苦笑を浮かべて口を開く。

「午餐や晩餐が続けてあるのでな。どうしても胃袋が幾つあっても足りん」

 うげぇ。そんな声が聞こえ、そちらに視線を向けると他の者達も軒並み食事をする手を止めていた。
 いやまぁ、確かにパーティのような食事を2食続けてって事になれば、普通なら厳しいだろう。
 何より厄介なのは、この世界の料理があまり美味くないという事だ。

「その、ピニャ皇女殿下。今の話を聞く限りですと、停戦交渉に関しては午餐や晩餐といった場でやる事になる、とも聞き取れるのですが……」

 恐る恐るといった風に尋ねたレオンに、ピニャは何を当たり前の事をとばかりにあっさりと頷く。

「当然だろう? これでも昨日の件で一応根回しの類は大分済ませているし、それ程時間は掛からないから安心してもいい」
「いえ、そういう訳ではなく……」

 目に見えてダメージを受けた様子のレオン。
 見て分かる通り、レオンは細身の体格だ。痩身とまではいかないが、それでも食べる方ではない。そんなレオンへパーティ2つに連続して参加しろというのは、色々と厳しいものがあるのだろう。
 特に交渉の担当者として、料理を勧められれば断る事も出来ない。
 ……胃薬辺りを用意しておいた方がいいのかもしれないな。
 そんな風に考えながら、俺は食事の手を止めた他の面子とは裏腹に皿の上に乗っているパンへと手を伸ばす。
 俺の場合、食事は完全に趣味だ。食べた物はすぐに分解されて体内に魔力として吸収される。
 つまり、この場合最大の問題とされている満腹感といったものは全く無意味であると言ってもいい。
 いっそ食事を大量に消費しまくって帝国に対して地味なダメージを与えるというのは面白いかもしれない。
 うんざりとしたレオンや、苦笑を浮かべている高畑やムウ、特に気にする様子もないまま食事を続けるアウルといった面々を見ながらも、食事を続けるのだった。





「キケロ卿、紹介する。この方が我等帝国が現在敵対している国の代表でもあるアクセル・アルマー殿だ。アクセル殿、こちらはキケロ・ラー・マルトゥス卿。帝国の中でも名門と呼ばれている貴族だ」

 午餐の合間を縫って紹介されたのは、50代、いや60代か? ともあれ初老
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