新四天王の作戦
2学期の高校生活
第31話
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2009(平成21)年9月1日火曜日早朝桃園家
「ラブはん、今日は早いでんなあ。」
「だって、今日から2学期が始まるもん。」
ラブは、都立四ツ葉高校制服の着用を終えた。
「ふふーーーん。」
「ええなあ、制服って。何や、青春ちゅう感じや。」
「青春。」
「そや。甘酸っぱい青春。制服を着た若者が集う学び場やで。勉強や、スポーツや、友情やら、恋やら、もうイベント盛りだくさんやがな。」
「ヘェーーーッ。タルトにも青春あったんだ。」
「みんなで夕日に向こうて。」
スウィーツ王国回想編
「バカヤローーーー。」
現実へ戻って
「言うて叫んだりするだろ。テレビでやってたでぇーーー。」
「テレビね。」
「セイシュン。」
その後、ラブは家を出ます。
新高島平ファミリー名店街
「おはようございます。」
「元気良いね、ラブちゃん。今日から新学期。」
「はい。」
「珍しく朝早いね。他に何かあるのか。」
「ミキタンとブッキー見送りに行って。」
「あの2人は地下鉄で通学しているからね。」
「それから、大輔たちの部活の朝練習を見に行くの。」
「そうか、ボーイフレンドの朝練ね。だから早起きしたんだ。」
「はい、それでは行って来まーーす。」
しばらく駅へ向かって歩くと
「ああっ。ミキタン、ブッキー、おはよう。」
「おはよう。」
「珍しく早いね。他に何かあるの。」
「お見送りに。」
「うん。」
「それでわざわざ早起きしたの。」
「それだけの目的ではないよね。」
「もしかして、大輔君の朝練を見に。」
「うん。」
「とりあえず、駅まで行こう。乗り遅れると遅刻しちゃうからね。」
「行こ行こ。」
新高島平駅
「おはよう。」
「あら、ラブちゃんがいるなんて。お見送り。」
「うん。」
「そうか、ガハハハハハハ。」
しばらくして
「おはようございます。」
「おっ、圭太郎君ではないか。娘が見送りに来ているぞ。」
「ええっ、ラブが。道理で早いと思った。」
「あら、お父さんのお見送りに来たワケじゃないよ。」
「どう言う風の吹き回しだ。いつも朝寝坊でギリギリ通学なのに。」
「まあ、良いじゃないか。」
「きっと、ラブちゃんには良いことあるよ。」
「本当。」
「『早起きは3文の得』って、言うからな。」
「やったあ、3文の得で幸せゲットだよ。」
「ハハハハハハハッ。」
「まあっ、ラブちゃんったら。」
「それでは、私たちは出発します。」
「気を付けて行くのですよ。」
「はい。」
「ミキタン、ブッキー、また帰りね。」
「うん。
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