第23話 因縁対決!? 藤村士郎VSロリコニア門番
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いて答えを要求した士郎。
「ああ、その通りさ。士郎さん、アンタがEUの〇〇〇〇〇〇〇の王女様に求婚された事さ!」
「アレ・・・・・・ですか」
ジャンヌは思い出したかのように嘆息する。
そう。士郎は留学中に、お忍び中の在る国のやんごとなきお方がトラブルに巻き込まれているのを助けた上、何時もの女誑しっぷりをいかんなく発揮して誑し込んだ事があったのだ。
「あ、あれについては、俺には婚約が既に決まっていたジャンヌが居たって事で、諦めてもらったんだぞ?」
「そう言う事じゃねぇのさ。俺が言いたのは、あの王女様は俺達ロリコニア建国同盟にとって希望の星だったんだよォオオオオオオオ!!!」
「は?」
準の言っているのは王女様の体型がロリコン好みだったと言う事だ。
「だが、確かにあれはもう終わった事だ。だから俺は何も言わなかったじゃないか」
「その代わりにふて腐れて士郎さんを避けてたんですか?準」
「若、もう少しオブラートに言葉を選んでくれてよ・・・」
冬馬に向けて会話している時に士郎は、溜息をついた。
「それでは何故、今になって士郎さんに対して決闘を挑むなどと言う、無謀な事をしたんですか?」
「それは――――に―――――――」
「何だ?もうちょっとハッキリ言ってくれ」
「紋様に、『お兄ちゃま』って言われてたからだぁあああああああ!!!」
『は?』
準の言葉に、物の見事に全員揃ってはもった。
「しらばっくれる気かぁああああああ!!昼休みで紋様に『お兄ちゃま』って呼ばれてただろうがぁああ!!」
紋白が士郎に対して口にした愛称は『シロ兄』だった筈だが、如何やら彼の聴覚から神経を伝って脳に行きつくまでに、『お兄ちゃま』に無理矢理変換されながら認識されたようだ。
「何言ってるの?このハゲ!紋白はボクと同じで『シロ兄』って言ったんだよ!」
「な、何だと!?」
如何やら誤解が解け――――。
「若だけでなくユキまで、お得意の天然ジゴロで誑し込んだのか!?家族同然と公言していた妹分にまで手を出すとは、この鬼畜外道!それでもあんた人の子か!!?」
「何言ってるんだこの丸坊主!ボクは確かにシロ兄の事は好きだけど、あくまでお兄ちゃんとしてだー!」
「フフフ、やっぱり分かっちゃいますか?そうなんですよ!私は士郎さんに身も心もメロメロに魅了されてしまったんです。例え、ジャンヌさんと言う番が居ようと、簡単に諦めきれるものではありません」
「やっぱり誑かしていたのか!し〜か〜も〜っ、ユキにお兄ちゃんと呼ばせて妹プレイをさせるだと!?ユキを女として見れないから興味なんて無いが、俺だって紋様や甘粕真与に『お兄ちゃま』って、呼ばれ
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