第23話 因縁対決!? 藤村士郎VSロリコニア門番
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、黒縁の伊達眼鏡をかけている。
「アレェ〜?シロ兄、如何したの?」
「若、如何しました?」
「藤村先輩!?」
士郎の登場に、ピョンピョン跳ねるウサギと忠犬と人懐っこい犬が、すかさず反応した。
他も、それぞれ別な形で反応していた。
(あれが藤村士郎ですか。なるほど、噂通りのかなりの手練れの様ですね)
(藤村の直系まで来るとは、この学園も日に日に魔窟になっていくのぅ)
士郎は色んな意味で有名であったが、昨日の多対一での決闘で一気に学年問わず有名になったのだ。
「いや、ジャンヌと雫にな。今日は俺だけ遅れて学校に来たから、デザートのケーキを渡せなかったことを思い出して来たんだよ」
「え〜!?シロ兄が作ったケーキ、ボクも欲しいなぁ〜!」
「そう言うだろうと思って、ワンホール作って来たから複数切り分けて来たから、食べていいぞ」
士郎の気づかいに歓声を上げる小雪。
士郎に運び役をさせてしまって、恐縮する雫。
「どうも有り難うございます、士郎。義経さん達も如何ですか?」
ジャンヌも、士郎の届けられたケーキを受け取りつつ、義経と弁慶にも勧める。
と言うか、既に十段積みの重箱弁当完食したようだった。
「い、いいんですか?」
「いいって言ってくれてるんだから素直に貰おうよ、義経。それじゃ、遠慮なく」
「すいませんね士郎さん、それでは私も。それと、私に会いに来てくれたんですか?」
爽やかな笑顔でチャッカリケーキを取る冬馬。
「なんでさ?ケーキを届けに来ただけって言っただろう!だからさり気無く、俺の体を這うように触るのを即刻辞めろ!」
「フハハハハ!我が友は相変わらずであるな」
「なんと!?兄上のご友人は同性愛者でしたか」
何時もの平常運転ぶりの友、冬馬の反応に笑いながら寄ってくる英雄と紋白。
「英雄と紋も如何だ?まだあるぞ?」
「士郎が作ったのであれば遠慮なく貰おう!」
「わ、我も良いのか?」
「当たり前だろ?ほら」
士郎から受け取る紋白は、甘いものに眼が無くて油断しすぎたのか、士郎に感謝の言葉を述べる際に口を滑らす。
「では頂くぞ!礼を言う『シロ兄』!・・・・・・・・・・・・・・・じゃなかった!?し、士郎!」
遅れて訂正するがもう遅い。
紋白の可愛い発言を知らなかった者達で、限度を見極めながらいじる生徒諸君。
「紋よ、何故言い直したのだ?」
「何の事です兄上!?我は、初めから士郎と呼び捨てにしましたよ!?」
「いやいや、今確かに紋白は、藤村先輩だったか。あの人の事を『シロ兄』と呼んでいたよ」
「弁慶!?」
「そうか。紋白は藤村先輩の事を、その呼び方で慕って
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