第5話
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いく部下達。
「へぇ〜…ここがお前の船長室か。広いなぁ〜…あ、飯ねぇのか?」
「飯なら後でたらふく食わしてやるよ…あ〜疲れた…。さてと、本題に入ろうかな。」
「ん?どういう事だ?」
「まぁまずはだな。あたしら、アイギス海賊団と同盟を組むのか傘下に入るのか、どっちだ?同盟にしても傘下に入るにしてもあたしらは海賊、海賊の同盟には裏切りがつきものだ。でだ、まずは裏切る、裏切らねぇの合否を聞きたい。裏切るかもしれないなら傘下として配下に入ってもらう。同盟なら基本自身の船で自由航海だがお互い、何かあったら助力をする。という事になるんだが?」
後ろのやつが何かを言う前に、ボニーが腕で静し目が真剣なものへと変わる。
「どういう事だ。それは、あたしらが裏切るってぇのを全面的に出した話じゃねぇか?」
「そう言ったろ。海賊団の同盟は裏切りがつきものだと。それはつまり、あたしらがボニーを切り捨てる可能性もあるという話だ。」
「切り捨てる?別にそれはそれでいいぜ?うちらは海賊、本当なら馴れ合いはしねぇからな。うちらは…自身の海賊旗を捨てるつもりはねぇ。かと言って同盟を組むか組まないかってぇ言われると組みてぇ。」
「なら話は同盟として進めようか。」
あたしは机の上のでんでん虫を掴み通話をかける。
プルプルプル…プルプルプル…ガッチャ。
《あたしだぜ。フィー。》
《お頭ですの?どうされまして?》
《いや、船大工隊班長のお前なら分かるかと思ってよ。第二倉庫に予備の海賊旗が何枚かあるの覚えてるか?》
《あ〜あれですか。それかどうかいたしまて?》
《数枚ちょっと船長室に持ってきてくれるか?》
《了解いたしましたわ》
ガチャ。
「どういう事だ?」
「同盟をするにあたって五つ。これはあたしらアイギス海賊団の掟ってぇもんだけどよ。まぁお前らにも押し付けるのはお門違いってもんだが、聞いてくれるか?」
「あぁ。」
1から5ある掟を順々に説明していくアテナ。
「そして最後に一つ、同盟の印としてボニー海賊団はアイギス海賊団の旗を共に掲げてほしい。それはあたし達も同じ事だ。つまり、ボニー海賊団はボニー海賊団とアイギス海賊団の二つの旗を掲げて、あたしらアイギス海賊団はアイギス海賊団の旗とボニー海賊団の二つの旗を掲げる。それが同盟の証だ。」
「それはつまり……」
「二つの旗を掲げる海賊船ってことだ。」
「……いいぜ。特に考える必要もねぇや。やろうぜ、同盟。うちらは…裏切らない。ここに誓うぜ。」
「ならあたしらも誓う。」
コンコン。
「入れ。」
「失礼致しますわ」
そこには畳まれた海賊旗を数枚持って入ってくる黒髪の女性が立
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