第5話
[4/8]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初
え〜…もう有名になってるし…。悪い意味で。
溜息をつき項垂れるアテナに船長と呼ばれた女性が目を輝かせる。
「へ…へぇ〜…こいつ倒したら…飯いっぱい食えるかな?」
「ええもちろん!食費も大分浮きますし……て違います!?変なところで話をずらさないでくだせぇ!?」
え〜。あたし食費の為に捕まんの?ヤダよそんなの。って言うか…こいつは…。
「6900万、大喰らい・ジュエリー・ボニーだな。特に目立った動きをして無かった気がするけど。こいつらみたいになる?」
そこら中に倒れ伏している海賊団。その中には3名の船長が見える。って言うかよくここを通り抜けようとしたな。そこにあたしはおっかなびっくりだと思う。
「…この女…1人でこの人数を潰したってぇのか…。流石…1億9800万はだてじゃないってことだな…。」
「よし、じゃあんたらとあたしらの海賊団とで同盟組もう。それだったら戦わずに済むじゃん。あんたら特に民間人襲ったりはしてないし。」
足が痛くて戦いたくないとか。絶対言えない。それに6900万なんてそこらの海賊の倍あるし、下手に強かったら強かったで私の足が(主に我慢出来ないが強い)耐えれない。同盟だったら戦わずに済むし、あたし!天才かも知んない!?
「いいぜ。」
「「「「「「「「「いいんかい!!!ぁ、すんません。…もう一度……いいんですかい!?!?」」」」」」」」」
「お前ら仲良いな〜。よし、じゃ成立!じゃあなぁ〜。」
「あ、待てよっ!うちはジュエリー・ボニー!それでさ!こう言うのって宴をするもんじゃねぇのか!?!?」
「あぁ、あたしはアテナ。好きに呼びんでくれ。んで、宴?するもんなのか?」
「ああ!仲間が増えたら宴をするのが当たり前ってもんだぜ!?」
「マジか!?!?初知りだそれ!よし!じゃああたしらの船に来いよ!もてなしてやるぜ?」
「お!分かるじゃねぇか!おい!船の仲間も連れてこい!」
「ん?それなら船ごと来ればいいと思うぜ?」
確か…あたしらが止めてる港は…。
「お前ら止めてる港はどっちだ?」
「あっち…かな?」
「いえ、船長逆です。北ですよそれ。南の港です。ここはシコウ島って言って港が北東西南北の四方向にあるって教えたじゃないすか…。」
「じゃ、あたしらは北の港いるから、船で回り込んできなよ。宴か〜…思えば初めてするかもしれねぇな。」
「じゃあ行くから待ってろよ!」
走って船に戻っていくボニーの後ろ姿を見ながらアテナは1人、呟く、
「面白い奴だな。息合うかも…」
注・似た者同士という意味で。
おい、誰だ上の注意書いたやつ。吊るすぞ。
ホル・セイ・ベル「「
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ