ターン24 鉄砲水と太陽神(後)
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えこんなものをいつまでもつけておくのも目障りだ、サイクロンを発動。私にしがみついているシャクトパスを破壊する」』
シャクトパスのタコ足がちぎれ、それすらもアバターの体に取り込まれていく。
『「バトルだ、ハリマンボウに攻撃。戦闘ダメージはわずか100だが、神縛りの塚の効果も受けてもらう」』
邪神アバター(ハリマンボウベース) 攻1600→ハリマンボウ 攻1500(破壊)
清明 LP2000→1900→900
アバターのライフはわずか100。なのに、そのたった100のライフが削れない。たった…たった100のライフが、奪えない…。
「ハリマンボウは墓地に送られた時にモンスター1体の攻撃力を500下げる。だけど」
変身対象であるモンスターが消えたことで再びぐにょぐにょと元の球体に戻るアバターを見て、ハリマンボウの効果である永続的な攻撃力低下も効かないことを悟る。いかなる場合も100上回る、だから下げたところでどうせすぐに元に戻るんだ。
邪神アバター 攻0
「わかったよ、ドロー……ターンエンド」
『「私のターン、ドロー。マッシブ・ウォリアーを攻撃表示で召喚し、私がその姿を映し出す」』
マッシブ・ウォリアー 攻600
邪神アバター(マッシブ・ウォリアーベース) 攻700
『「残念ながらバブル・ブリンガーは既に発動されているカード。私といえども従わざるを得ないため攻撃はできないが、レベル2のマッシブ・ウォリアーには関係のないことだ」』
マッシブ・ウォリアー 攻600→清明(直接攻撃)
清明 LP900→300
「くっ……この程度!」
清明 LP300 手札:3
モンスター:なし
魔法・罠:バブル・ブリンガー
アバター LP100 手札:0
モンスター:邪神アバター(攻・シャクトパス)
マッシブ・ウォリアー(攻)
魔法・罠:フィールドバリア
場:神縛りの塚
バブル・ブリンガーにまた救われた、か。だけど、次のドローが正真正銘のラストチャンス。レベルを1下げるのにも500ライフが必要なスター・ブラストはもう手札コストにしかならないし、さっきのターン引いたカードは使ったところで神縛りの塚の的を増やすだけのサルベージ。だから、チャクチャルさんを召喚できるかどうかはこのカード次第だ。唯一の救いがあるとすれば、アバターの魔法罠封印効果がさっきのターンで切れたということだ。このターンからは魔法カードが使える、これを生かすことができればあるいは。
「僕のターン、ドローッ!」
カードを引いた瞬間、体がすっと楽になった気がした。恐怖だとか畏れだとか、そういったので吹っ切れたわけじゃない。今回もまたデッキが応えてくれたのが
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