ターン24 鉄砲水と太陽神(後)
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いでレベル4のツーヘッドは直接攻撃ができない。そこで役に立つのが、普段めったに使わないもう一つの効果。レベルを3に下げることでバブル・ブリンガーの適用範囲から外れ、晴れてダイレクトアタックを決められるというわけだ。あとは、あの伏せモンスターの守備力が1200未満なことを祈るのみ。
『「ならばトラップカード、強化蘇生を発動!私の墓地のレベル4以下のモンスターのレベルを1つ、攻守を100ポイント上げて蘇生する。死の淵より蘇れ、ラーの使徒よ!」』
ラーの使徒 守800→900 攻1100→1200 ☆4→5
「ここでラーの使徒?……あっ!」
『「ラーの使徒は特殊召喚した時、手札、デッキからラーの使徒を合計3体になるまで特殊召喚できる。私はデッキから、さらに2体の使徒を特殊召喚!」』
ラーの使徒 守800
ラーの使徒 守800
「だけど、いくら壁を増やしたって!ツーヘッド、まずは強化蘇生で出てきたラーの使徒に攻撃!」
ツーヘッド・シャーク 攻1200→ラーの使徒 守900(破壊)
さて、もう一度の攻撃をどのモンスターにするか。伏せモンスターを攻撃してもいいけど、リバース効果持ちだった場合どうなるかわからない。ここは一呼吸おいて、ラーの使徒に攻撃すべきか……いや、待てよ。なんでわざわざ攻撃前のタイミングにラーの使徒を蘇生したんだ?あの伏せモンスターに攻撃してほしくない理由があるのかもしれない。ラーの使徒に攻撃を誘導しようとしているとすれば、どうする?
「もう一撃は、伏せモンスターに攻撃!」
ツーヘッド・シャーク 攻1200→??? 守700(破壊)
鋭い鮫の牙が伏せモンスターを一撃で粉砕する。その直前、一つ目のにんまり笑った顔が見えた。
『「カオスポッドのリバース効果を発動。全てのフィールド上モンスターをデッキに戻してシャッフルし、戻した数だけデッキからカードをめくってその中のレベル4以下のモンスターを裏側守備表示でセットする」』
「なるほど、ラーの使徒を出したのは攻撃誘導なんかじゃなくて……」
『「初めからこれが狙いだった。私が戻すモンスターはラーの使徒2枚、よって2枚のカードをめくる。速攻のかかし、そして死者蘇生か。速攻のかかしをセットし、死者蘇生を墓地に送る」』
「先を読んだつもりで、まんまと読まれてたってわけか。僕が戻すのはツーヘッド1枚、だからめくるカードも1枚。シャクトパスか」
フィールドには共に何がいるかわかっている伏せモンスターが1体ずつ。だけど、速攻のかかしがセットされているからって何ができるってんだ。あれは手札にいないと意味のないカードだからね。しかも捨てた1枚は制限カードの死者蘇生、まだこっちにも運はある。
「ターンエンド」
『「私のターン。
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