ターン23 鉄砲水と太陽神(前)
[9/11]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
撃、ゴッド・ブレイズ・キャノン!」
ラーの翼神竜 攻4000→グリズリーマザー 守1000(破壊)
「先ほどは邪魔されたが、今度こそ神縛りの塚の効果を発動!レベル10以上のモンスターの攻撃で相手モンスターを破壊した時、1000ポイントのダメージを発生させる!」
清明 LP4000→3000
「うわ……ッ!」
さすがに神を封じ込めると豪語するだけのことはある、すさまじいパワーのカードだ。僕みたいに大徳寺先生やラビエルといった強者との闇のデュエルを経験していなかったら、今のダメージだけで気を失いかねないほどの衝撃が体を走る。
「グリズリーマザーの効果、発動!」
それでも僕は、ここでグリズリーマザーの効果を使うことを選んだ。まともで筋の通った理由なんてものは何一つない。あえて一つ挙げるとすれば、デッキから声が聞こえたような気がしたからだ。ここで出る、と僕のモンスターが叫ぶ声が。
僕はデュエリストとしてはまだまだ弱い。そんな僕が入学してからの戦いを勝ち抜いてこれたのは、あることに関しては並大抵のやつよりも上だったからだと勝手に思っている。それが、自分のデッキを信じることだ。僕のカードがこうしたいというのなら、僕はそれをできる限り叶えてみせる。それができてこそ、デッキだって応えてくれるってもんだ。
「デッキから攻撃力1500以下の水属性モンスター、鰤っ子姫を特殊召喚、そのまま効果発動!このモンスターをゲームから除外して、デッキから魚族のレベル4以下モンスターを呼びだす!レインボー・フィッシュ、召喚!」
レインボー・フィッシュ 攻1800
「いいだろう、ターンエンドだ」
清明 LP4000 手札:1
モンスター:レインボー・フィッシュ(攻)
魔法・罠:バブル・ブリンガー
フランツ LP900 手札:2
モンスター:ラーの翼神竜(攻)
???(神獣王バルバロス・セット)
魔法・罠:なし
僕の唯一残った手札は、相手モンスターを使いアドバンス召喚ができるようになる魔法のクロス・ソウル。つい先ほどやっていたうさぎちゃんとのデュエルを思い出す。あの時は帝王の烈旋から霧の王を出して逆転チャンスにつなげられたっけか。なら、今度も僕が取るべき道は一つ。
「ドロー!」
そろそろ来てくれると思ってたよ、マイフェイバリット。
「魔法カード、クロス・ソウルを発動!これで神をリリースして……!」
「残念だがそれは無理だな。神縛りの塚が存在する限り、レベル10以上のモンスターはカード効果の対象にならない」
「……それならそれで構わないさ、そのさっき蘇生してたバルバロスを選択、レインボー・フィッシュと合わせてリリース。これこそ僕の切り札、|霧
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ