ターン23 鉄砲水と太陽神(前)
[8/11]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
ンスターカード5枚、ハンマー、レイス、うさぎ、サッカー、アンコウをデッキに戻して、カードを2枚ドロー!」
僕のデッキ最高峰のドローソース、貪欲な壺で引いたカードを見る。来た!
「ありがとう、先生……自分フィールドにモンスターが存在しない時、このカードはリリースなしで召喚できる!天をも焦がす神秘の炎よ、七つの海に栄光を!時械神メタイオン、降臨!」
時械神メタイオン 攻0
「出たな、清明のもう一つの神様!」
「ふむ、なんですかあのカードは。あんなカード、私も知りまセーン……!」
十代には見せたことがあるけれど、そういえばまだメタイオン先生のことを知っている人は数少ない。チャクチャルさんにも同じことが言えるけども、むしろなんでデュエルディスクが反応してソリッドビジョンを出せているのか、使ってる側がさっぱりわからないのだ。そんなカードをいきなり出されたら、そりゃあたいていの人は驚くだろう。
「ほう、会長も知らないカード?大変興味深いが、そんなものの召喚を許すわけにはいかないな。カウンタートラップ、神の警告を発動!ライフを2000支払い、モンスターの召喚及び特殊召喚を無効にする!」
フランツ LP2900→900
メタイオン先生の鎧の顔に、ピシリとかすかな音を立ててひびが入る。最初はちっぽけな一本だったそれが瞬く間にメタイオン先生の全身に広がっていき、最後に一瞬だけ驚いた顔のメタイオン先生がチラリと見えたものの、その次の瞬間には顔を映し出す鏡のような部分が丸ごと粉々に砕け散った。魂の抜けた鎧が、ラーに首を垂れるかのようにどうと倒れた。
「く……ターンエンド……」
あのメタイオン先生が、何もできずに倒れるだなんて、そんな。心のどこかにあった、先生さえ引けば大丈夫だろうという安易な気持ちがあっさり打ち消されて、なんだか足元の地面までもが急に頼りなくなった気がした。
「手も足も出ないか?私のターン、ドロー……うっ!?」
また笑い、カードを引くフランツ。だがその表情が急に歪み、足から力が抜けたかのようによろめいた。
「くッ……さすがは神の力、使っているだけで負担が大きい、か。ならばフィールド魔法、神縛りの塚の2枚目を発動!このカードはテキストにある通りの効果のほかに、神を縛り、私への負担を弱める効果がある。さらに魔法カード、浅すぎた墓穴を発動。たがいに墓地からモンスターカード1枚を選択し、裏側守備表示で特殊召喚する。私が選択するのは、バルバロスのカードだ」
「そういうことか……わかったよ、グリズリーマザーを蘇生するよ」
これでこっちの場にはモンスターが1体。そしてラーの翼神竜のレベルは、10。神縛りの塚の効果は……。
「ラーで伏せられたグリズリーマザーに攻
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ