暁 〜小説投稿サイト〜
遊戯王ARCーX 〜波瀾万丈、HERO使い少女の転生記〜
ジュニアユース選手権 !
十二話 ージュニアユースへの道ー
[7/7]

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話
り、アクションカードははるか遠くへと飛ばされ、さらには真澄さんの行く手を阻むように『E・HERO エスクリダオ』が立ち塞がる。

決闘開始2ターン目で詰み状態になった真澄さんは潔く姉ちゃんのモンスターの攻撃を受けたのだった。

LDSのトップを大逆転後行ワンターンキルをするという相当濃い内容の決闘を演出した姉ちゃんに対し、知らずのうちに闘わせてはだめだと思っていたらしい。
さっきのポロッと出てしまった本音もこれが原因だと思う。

「へ〜、そのじゃあ俺と同じだな。」

そんな事を考えていると、遊矢さんが姉ちゃんをつま先から、頭のてっぺんまでと、見ており、

「あっ、けどその服装だと、動きやすそうだけど、地……ぐふっ!?」

「ふんっ!」

おもむろにに口を開いた刹那、ドンッという衝突音と共に壁の側に突っ伏していた。
側にするタツヤ君やアユちゃんは何が起こったの?と互いに顔を見合わせ、首を傾げている。だが、僕は何が起こったのか見ていた。いや、見てしまった……。

遊矢さんが最後の一言を紡ごうとした刹那、姉ちゃんの顔から表情が消えると同時に軽く跳躍し、遊矢さんに接近。、そして、零距離からの飛び膝蹴りが鳩尾に炸裂。そして、そのまま壁側へとぶっ飛ばし、激しく叩きつけられた後に重量に従い、床へと激突。この間、コンマ一秒ほどである。色々とおかしい……。


周りが状況把握ができていない中、姉ちゃんは三回のダメージ計算を経て、瀕死状態の遊矢さんにトドメを刺そうとつかつかと歩み、無表情のままで歩み寄る。

何かを察した柚子さんが「止めて、優希!遊矢のライフはもう0よ!」と言わんばかりに姉ちゃんを止めようするが、姉ちゃんは「どいて、そいつ殺せない。」と言ってのける。
まるで事前に打ち合わせしたかのような息ぴったりな二人に思わず頭を抱える。

姉ちゃんと柚子さんが離せ、離さないと言い合いをしている間に遊矢さんはようやくダメージが抜け、回復したらしくもぞもぞと動き始める。
そして、状況を把握しようとしたのか、うつ伏せの状態のまま顔を上げる。だが、顔を一瞬だけ赤くすると、すぐに目を横へと反らす。そして、姉ちゃんたちの方を確認すると、ニコーリと笑った天使のような悪魔が二人居た。

あ、やっちゃったな……

直感的に遊矢さんが何をしたのか察すると、心の中で南無と唱える。
直後、舞網市全域に響くような絶叫が響いた。


今日も遊勝塾はカオスだ。胃薬買おうかな……


[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ