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遊戯王ARCーX 〜波瀾万丈、HERO使い少女の転生記〜
ジュニアユース選手権 !
十二話 ージュニアユースへの道ー
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たしましょう!」

両手を取り、ニッコリと満面の笑みを浮かべるスマイリー。だが、なんとも胡散臭い。本当に大丈夫かよ、こいつ。
などと、思ってるのもつかの間、スマイリー氏の携帯端末へ電話がかかってくる。

「はいはい、こちらニコ・スマイリーです。ーーーー……あ、そうですか。それでは、ーーーぜひ、明日……。はい、よろしくお願いします。では。
あ、優希さん。決闘の相手が決まりましたよ?」

「はやいな、おい!?」

まだ会って数分も経っていないのに、対戦相手が決まるスピードコース。幾ら何でもおかし……はっ!まさか、ドン・サウザンド貴様か!


「おっ、優希も舞網選手権でるのか?」

「え!優希おねーちゃんも出るの!やったー!」

「ェ……姉ちゃん、出んの!?」

どこから話を聞きつけたのか、奥から遊矢が子供達と共にゾロゾロと出てくる。まるで親鴨と小鴨のようだ。

「まぁね。けど、出場資格クリアしてないから。まだ決まったわけじゃないよ。てか、徹……あんたのリアクションは変じゃないかな?」

「あ……ほら、対戦相手の人が可哀想だな〜、と思っただけだよ。」

徹にサッと視線を逸らされる。正直なのはいいことだが、結構傷つくぞ……。

「へ〜、じゃ俺と同じだな。あっ、けどその服だと、動き易そうだけど、地ーーぐふぅ??」

「ふんっ!」

何かを言おうとした刹那、ドンッと衝突音がし、ぐったりとうつ伏せで倒れる遊矢。一瞬の出来事で同じ空間に居た年少組たちは目をぱちくりと瞬きし、「わけがわからない」といった表情をする。


ーーー・ーーー・ーーー
side徹

隣で部屋でニコ・スマイリーさんと姉ちゃんが何やら話しており、微かに聞こえてくる会話の内容から、察するに公式戦の相手を探しているらしい。
そして、相手が決まったと聞いた時、思わず本音が出てしまった。
内心で「やっちまった!」と後悔しているのも束の間、ニッコリと笑みを浮かべて「どうゆう意味だ?」、と尋ねてくる。ただその時の目は笑っていないため末恐ろしい。
こういう時は、下手に嘘をつかず、正直に言った方がお咎めは軽くなるはずだ、と思い

「ほら、対戦相手の人がかわいそうだな〜、と思っただけだよ。」

そういうとがっくりと肩を落として項垂れてしまう。若干の罪悪感こそあれど、反省はしない。
それもそうだろう、儀式召喚に融合召喚だけではなく、LDSが独占しているはずのシンクロ召喚やエクシーズ召喚まで使い熟す相手に並みのデュエリストが勝てるわけがない。
融合や、シンクロ召喚などの特殊な召喚方法どれか一つ使いこなせて、ようやく同じ土俵に立てるかどうかなのだ。そして、そんな相手には大抵デュエルで使われる事のない『奈落の落とし穴』や『強制脱出装置』など
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