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遊戯王ARCーX 〜波瀾万丈、HERO使い少女の転生記〜
ジュニアユース選手権 !
十二話 ージュニアユースへの道ー
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し、なおかつその半分以上を勝たなければならないとか。1日に何回デュエルすればいいんだよ!

「あ、負けなしの6連勝でも参加資格を満たせるわよ?」

「先にそれを言ってよ!?」

真澄の方を向いて見ると、してやったりと表情が語っていた。


別に残り5戦を10日のうちに済ませるなら割と簡単だ。5戦全て勝たなければならないが、エクシーズや、シンクロを使ってこないなら難易度はグッと下がる。
ただ、一つ問題が……

「相手どうやって見つけよう……。」

デュエルに勝てたとしても、相手がいなきゃお話にならない。

「それくらい、塾の教師に頼みなさいよ。あの暑苦しい、"しゅうぞう"って言ったわよね?あの人に頼めばいいんじゃない?ついでに保険で私の知り合いに決闘してくれるか頼んでおくわ。」

こういう時こそ他力本願か。ただなぜか真澄が妙に優しい。まさか……!?

「デレ、ウグェ!?」
「違うわよ!」

私が最後まで言い終わる前に『ジェムナイトマスター・ダイヤ』級のダイレクトアタック(右ストレート)が炸裂、奇妙な呻き声を上げて地に伏す。

「う、うぐ……酷い。」
「ゆ、優希が変な事言うからよ。それに今度こそあんたに黒星つけてやるんだから!その時まで首洗って待ってなさいよ!」

地面に倒れ伏す私を置いてさっさと行ってしまう真澄さん。褐色色の肌がほんのり赤かったような……。夕日のせいかな?


◆◇◆

ところ変わって遊勝塾。
さっきの件を話してみるが、実に微妙な顔をされる。

「優希が参加出場資格を満たしてなかったのは盲点だったな〜。一人でも多くうちの塾から出して、有名にしたかったのにな〜。」

実に利己的な発言をする塾長ェ……。つまりあれか、私は出れない、と?

「あと5戦……どーにかならないんですかね?」

「うーん、この時期になると参加資格を満たしている奴らばかりだからな。デュエルの申し込みを受けてくれないんだよ。」

なるほど、あれか。万が一負けて出場資格を失わないためか。一理あるが、ここは遊戯王だろ?『おい、デュエルしろよ』と言ったらデュエルが発生する世界だろ?

「いや、ちょっと待てよ!」

何か名案が浮かんだようでポンッと手のひらを打つ塾長。

「ニコ・スマイリーさんに頼めばいいか。」

ニコ・スマイリーとはなんぞや、と思っていると「はいはい〜」と声が、奥から黒と黄色のストライプというなんとも派手な衣装に身を包んだおっさ……男性が出てくる。

「かくかくしかじか、というわけで優希にもデュエルの相手を斡旋してもらえますか?」

「えぇ、プロデュエリストを目指す若者の夢を応援するのが私の役目ですので。不肖このニコ・スマイリーが謹んで残り5戦の相手を用意い
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