第24話 猫の剣士、火の将軍と対峙する
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てこいよ?」
「フフッ!キリト……僕を誰だと思ってるの?」
ソウジの言葉にキリトはフッと不敵な浮かべ
「そうだったな………任せたぜソウジ!」
「ああっ!」
キリトの言葉に力強く返事をしたソウジは空を高く飛ぶ。
「貴様が相手か、俺はサラマンダーのユージーン……貴様は?」
「ケットシーのソウジ。君を斬る剣士の名前だよ」
そう宣言したソウジは腰に差してた刀を抜いて構えた。ソウジの言葉にシルフとケットシーは戦慄を、サラマンダーは怒りを覚えた。それもその筈…今彼の目の前にいる男はただのプレイヤーではない。サラマンダーの現領主…モーティマーの弟でリアルでも実の兄弟らしい。その為、知の兄、武の弟として名を馳せた兄弟…特にユージーンはALO最強と謳われるプレイヤーなのだ。その為ユージーンと対抗するソウジに対してシルフとケットシーのプレイヤーたちは『なんて無謀な…』と彼の身を案じていた
しかしALOプレイヤーはまだ知らない。今ユージーンと対立している男はかつてゲームオーバー=死という理不尽な世界を必死に抗い、トッププレイヤーの一人としての実力を合わせ持つ男だという事を…
そして彼はかつて…狂った幕末の戦乱を駆け抜け、本物の『戦い』を知る幕末最強の1人と恐れられた天才剣士の生まれ変わりだという事をまだ誰も知らない。
例えゲームでも武人として名と実力を合わせ持つユージーンはソウジの剣士としての気配を感じ取ったのか強敵と出会えた歓喜の笑みを浮かべながら両手剣を持ち、構えた
「ほう…見る限りかなりの腕の剣士と見える。だが…俺の敵ではない!」
次の瞬間、ユージーンの持つ両手剣がソウジ目掛けて斬り掛かってくる。対するソウジは刀…両手剣を下手に刀で受けると破壊される恐れがあるため、受け流すように刀を構える。
だがユージーンの両手剣はソウジの刀の刀身をすり抜けた。
「っ!?」
突然の現象に驚いたが、ソウジはすぐに後方に飛んだので肩を軽く斬られる程度で済んだ。
「今のは……」
「驚いたか?今のは我が愛剣…魔剣グラムの特殊効果“エセリアルシフト”だ。剣や盾で受け止めようとも剣が非実体化し、すり抜け、すり抜けると再び実体化し、相手にダメージを与える」
「なるほど…反則級だね……」
「気に食わんか?」
「別に?そんなモノよりもっと反則なヤツと戦った経験もあるし、僕が勝てばいいだけだからね!!」
5mの距離をソウジは一瞬でユージーンの背後に回り込み、ユージーンの首めがけてソウジの刀が横に振るわれた。
「何っ!?」
突然、背後からの攻撃にユージーンは驚きながらも剣を盾として防御する。
「くっ…!」
「ふっ!はぁっ!」
その隙に
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