暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン 〜黒の剣士と神速の剣士〜
SAO:アインクラッド
第2話 遊びが終わを告げ、デスゲームが始まる
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こから出せよ!」
「こんなの困る!このあと約束があるのよ!」
「嫌ああ!帰して!帰してよぉぉぉ!」
悲鳴、怒号、絶叫、罵声、懇願、咆哮が中央広場を染める。
泣きながら叫んでいる者もいれば、まだ何が起きたのか理解出来ずに呆然としてる者もいる。
だがそんな中、動く影があった。
正直、俺はこの事を知っていたから動けるけど、他のプレイヤーが動けるのは意外だった。
そう思いながら横を見るとキリト達はいなくなっていた。
慌てて周りを見渡すとキリトがクラインを路地裏に連れて行くところだった。
俺はキリトのところへ走って行く。
「周辺のフィールドは狩りつくされるだろう」
路地裏の近くまで来るとキリトの声が聞こえた。
「2人とも何の話してるの?」
そう言うと2人は俺に気付きこちらを見た。
「カゲヤか。ちょうどいい。お前も俺たちと来てくれ。俺とカゲヤなら危険な場所も全て知ってる。レベル1でも安全な道も知ってる。だから今のうちに次の村を拠点にしたほうがいい」
「でもよぅ…」
クラインは気弱な声で言う。
「俺は他のゲームでダチだったヤツと徹夜で並んでこのゲームを買ったんだ。あいつらはまだ広場にいるはずなんだ。置いてはいけねぇ」
クラインの言葉にキリトは考え事をしていた。
しかし、次のクラインの言葉によりそれは阻まれた。
「悪ぃ、お前らにこれ以上世話になるわけにはいかねぇよ。だから気にしねぇで次の村いってくれ」
だが、その言葉にもキリトは暗い顔をしたままだった。
「俺だって前のゲームじゃギルドの頭張ってたんだ。お前らに教わったテクでなんとかしてみせらぁ!」
クラインは自信満々にそう言いきった。
「そうか……カゲヤは……」
「勿論、キリトと一緒に行くよ」
「わかった。ならクラインとはここで別れよう。何かあったらメッセージ飛ばしてくれ」
「おう」
クラインは俺とキリトに向かって返事をする。
本当はクラインも来て欲しいんだろうな。ずっと顔暗いし。
キリトはクラインに背を向けるとそのまま外へと通じる通路を歩いて行く。
「キリトー??」
不意にクラインがキリトを大声で呼び止めた。
少し離れていたが結構うるさかった。
だが、クラインは呼び止めたのはいいものの何を言おうか悩んでいるようだった。
そして決まったのか次の瞬間声が出てきた。
「おい、キリトよ…お前、案外可愛い顔してやがんな」
まさかの発言に俺は吹き出しそうになったが頑張って堪えた。
だが、次の発言で俺は我慢出来ず吹き出してしまった。
「結構好みだぜ?」
さすがのキリトもその発言には思わず振り向いた。
だが、さっきの言葉で心が和んだのか笑みを浮かべてクライ
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