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小僧の豆腐
2部分:第二章
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して言ってきた。無邪気な笑顔である。
「その時にな」
「ああ、またその時にな」
「食べてや。ほなまたな」
 こう言って小僧は姿を消した。傍の店の裏口に入ってそうしてである。彼は姿を消してしまった。後に残った佐川はそのまま意気揚々と馴染みの店に入った。
 小奇麗な店である。小さいが清潔であり古い建築であるがそれでもしっかりとしている店だった。店のおかみも小柄で奇麗な格好である。親父もだ。
 狭い店に何人か客がいる。彼等は静かに酒を飲んでいる。佐川も彼等の中に入った。

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