シリルvsエンジェル
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ミニがシリルに接近して
「アイスメイク……大鎌(デスサイズ)!!」
「うおっ」
ジェミニが大鎌でシリルに斬りかかるがシリルはギリギリでそれを避ける。そこからシリルは腕に水を纏う
「水竜の鉄拳!!」
「フン!!」
シリルがジェミニにパンチを繰り出すがジェミニはそれを凍らせて受け止める。戦い方までグレイと一緒なんて……なんて厄介な能力なのかしら
「「やっと触れた……ピーリピーリ!!」」
ジェミニはそう言うと煙に包まれていき……今度はシリルが二人現れる
「へぇ……でも……なんとなく弱点が分かってきた気がするな」
おそらく本物のシリルがそう言う。弱点?
「おめぇはエルザさんやジュラさんに変身すれば俺なんかに勝つのは容易いはずだ……だがそれをしないのは……おめぇは一度触れた相手じゃないと変身できないんだろ?」
「ピーリピーリ。よく分かったね」
「さっきお前がやっと触れたとか言ってたからな……それに変身できるストックにも限りがあるようだな。最初に戦ったとき俺にも変身してたんだからもう一度触れる必要なんて本来はないんだからな」
シリルはジェミニとの距離を気づかれないように少しずつ後退し開けながら言う。シリル……そんなことまで見抜くなんて……さっきまでの少し頼りないシリルとは全然違う
「ピーリピーリ!! でもこれで君の考えは僕に筒抜けなんだよ?」
そうか!! ジェミニは相手の容姿、思考、能力をコピーできる。つまりシリルに変身しちゃえばシリルの考えてることは筒抜け!! 能力が一緒なら相手の考えを分かる方が強いに決まっている
「別に俺が何を考えているかおめぇに分かったところでさほど戦局に影響はねぇよ」
しかしシリルは全然気にした様子はなくあくまで余裕の表情。何か作戦でもあるの?
「そう? なら……水竜の咆哮!!」
「水竜の咆哮!!」
シリルとジェミニの魔法がぶつかり合う。でも二人の能力は一緒なんだからここは相殺しあうだけなんじゃ……と思いながら見ているとシリルの水がジェミニの水をどんどん押していき
「うわあああ」
ジェミニがシリルの攻撃を受け吹っ飛ばされる。そのダメージによってかジェミニは元の星霊の姿へと戻る
「なんで!? ジェミニは相手の能力をコピーするのだから力は互角のはずだゾ!?」
エンジェルはその状況を見て思わず驚きの声をあげる。でもその気持ちは分かる。あたしにだってなんでシリルが打ち勝ったのか全然わからないんだから……
「最初に言っただろ? 強い者が勝つ。それだけだ」
「それはおかしいゾ!? 二人の力は互角なんだゾ!?」
シリルは怒りに満ちた表情の中でもあえて冷静な口調でエンジェルに言う。エンジェル
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