第十七話
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んでだ?」
するとソラからの助けの声が。
「水を舐めてみて」
「え、うん」
言われたとおり指の先で水を一滴からませて舐めてみるヒナタ。
「甘い…かな」
「水の味が変わるのは変化系」
「そうか、そうだったな」
ヒナタは変化系か。
「変化系ってどんな系統?」
「オーラを色々な物に変化させる事が得意って事だな」
「火遁や水遁みたいな?」
「そうとも限らないだろう。念は忍術と違って割りと訳の分からないところがあるからな。ソラの念能力なんて本だよ本」
「本?」
ヒナタはソラの方を向き問いかけた。
「これ」
するとソラは自身の念能力を発動する。
「それが」
「『欲張りな知識の蔵(アンリミテッド・ディクショナリー)』戦闘能力は皆無だがその口に書物を食わせる事でその知識を溜め込む魔本だな」
俺は簡単にヒナタに説明してやる。
「それってどの系統の能力なの?」
「ああ、俺とソラは特質系。こればっかりは他の系統以上に訳がわからない系統らしいから参考にはならないかもな」
「そうなんだ」
「まあ、今日からは纏、絶、練に加えてこの発の修行。その変化が顕著になるまで頑張れ」
「はい!」
四大行が終わったら次は応用技だ。
だがその前に。
「今日から応用技の訓練になるわけだがその前に忍術を1つ覚えて欲しいんだけど」
「忍術?」
キョトンとするヒナタ。
「そ、印はこう」
そう言って俺はゆっくりヒナタの前で印を組む。
「影分身の術」
ボワンと現れるのは俺の分身。
「影分身?」
「一応禁術なんだけど、凄く便利だから」
主に経験値稼ぎとかね。
ヒナタは印を組み、影分身を発動させようとする。
「影分身の術」
ボワンと煙が出たが、そこに分身は居ない。
「失敗…」
「応用編はこれを覚えてからだから頑張って」
「うん、頑張る」
そしてまた印を組み影分身の訓練。
まあ、数日もすれば2,3体なら創れるようになるだろ。
影分身を覚えてからの念の修行はその習得速度を上げた。
『堅』と『円』だけは未だに辛そうにしているが、その他の応用技に至っては及第点といってもいい。
まあ、白眼の使えるヒナタに凝や円は必要ないのかもしれないが…
更に半年の間にヒナタは自分の念能力を作り上げてしまっていた。
『総てを包み込む不思議な風船(バブルバルーン)』
・ゴム風船とシャボン玉のような性質を併せ持つ。
・ゴム風船のような変質したオーラで触れた物を弾くことが出来る。
・弾くだけではなくて、触れた物をその中に閉じ込める事が
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