第十七話
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て『練』
これは結構辛そうだ。
「まず体内にエネルギーを溜めるイメージ。細胞の一つ一つからパワーを集め、それを一気に外へ」
俺は『練』をヒナタにやって見せた。
「ま、こんな感じ」
「凄い…」
「通常より遥かに多いオーラを生み出す技術だからね」
「細胞からエネルギーを集めて、一気に外へ!」
瞬間大量のオーラをヒナタの身を包んだ。
「できたな」
「はい」
「喜んでいるところ悪いが…」
俺が注意しようとしたところ。
「あ、あれ?」
足元がふらつきながら、体重を支えきれなくなって尻餅をつくヒナタ。
「通常より多いオーラを生み出すと言う事は、通常よりも疲労すると言う事。まあ、これも慣れだね」
「慣れですか?」
「そ、慣れれば『練』を何時間か持続させる事も可能」
まあ、それは『堅』だけどね。
いまは教えなくていいか。
先ずは四大行から。
「まあ、しばらくは 纏 絶 それに加え 練 の修行だね」
「は、はい!」
勢い良く返事をして練の修行に入るヒナタ。
「ヒナタなんか変わったね」
ソラがヒナタに聞こえないようにこっそり話しかけてきた。
「うん?」
「昔はあんなひたむきさは感じなかった」
「そうだね」
「それに当主は妹のハナビ様に劣るとおっしゃっているけど、念の習得スピードは凄く早い」
「潜在能力は有ったのだろうよ、ただその性格で成長を妨げていただけで」
「そっか、そうだね」
一ヶ月もすると纏 絶 練 は完璧にマスターしたようだ。
やはり成長速度が速い。
「それじゃ今日は発の訓練。これができれば四大行は総て終りだ」
「はい」
グラスに水を注ぎ木の葉を浮かべる。
それをヒナタに差し出す。
「まずこいつを両手で挟んで練をする。そして起きる変化でヒナタの系統を調べる」
「系統?」
「念は大きく分けて6系統に分類される。強化系、変化系、具現化系、操作系、放出系、そして特質系の6系統」
「それで?」
「今からやる水見式と言われる方法で、自分の系統が解るというわけだ。水が増えたら強化系、水の色が変わったら放出系と言った感じで」
「なるほど」
納得の表情のヒナタ。
「それじゃやってみて。まあ、恐らく放出系だろうとは思うけれど」
「なぜ?」
「日向の柔拳の基本は掌からのチャクラ放出だろ?」
「そういえば」
なんて話をしつつ、準備を整えたヒナタはグラスを両手で挟み込むように構え練をする。
「あ、あれ?変化しない?何で?」
その光景にショックを隠しきれないヒナタ。
「あ、あれ?な
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