第十七話
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の技術を教えてやってはくれないか?勿論忍術は門外秘だということも承知の上でのお願いなのだが」
「それは構いませんが、宜しいので?」
柔拳以外の事を教えてしまっても良いのかと聞き返した。
「ああ、我ら日向の柔拳は、チャクラを放出する技術に長けていると自負している。しかし君の操るチャクラ技術は私達の数倍上を行く」
そりゃね。
体内で練ったチャクラを掌から放出している柔拳と、細胞から一気に外側に放出し、回転を加える事により絶対防御とかす八卦掌回天。
どちらもチャクラを体外に放出する技術の応用だ。
しかし念はそもそも外側に放出したオーラ=チャクラをその身に纏わせ操る技術。
外に放出するという点では似ているかもしれない。
それに俺達を拾ってくれた恩もある。
「お願いしてもいいだろうか」
まあ、この技術をヒナタに習得させ、この先日向本家に口伝で伝えさせようと言う意図もあるかも知れないが…
「かしこまりまして」
そういって俺は当主の申し入れを受け入れたんだ。
まあ、ヒナタが自発的に習得を申し出るのが条件だったのだが。
「おねがい」
今目の前にはヒナタが俺に念を教えてくれと頭を下げている。
俺はソラに視線を送る。
コクリとソラも頷いた。
「わかったよ。でも最初に言っておくけど、これは忍術じゃないから」
「う…うん?」
俺は忍術におけるチャクラと念におけるオーラの説明をする。
「えっと…つまり、生命エネルギーを体内で循環させて、内側に練り上げるのがチャクラで、外側に放出されたエネルギーを留めるのが念(オーラ)?」
「そう」
「そうなんだ…それで先ずはどうしたら良いの?」
「そうだね。先ずはチャクラ=オーラを外側に向けて放出する訓練から。柔拳の修行でチャクラの放出の感覚は出来てると思うけど、それを掌からだけじゃなく、全身から外側へ放つ感じで」
「う、うん」
自然体で立ち、ヒナタはチャクラを外側に放出しようと集中する。
数分後。
「はぁ、はぁ、出来ないよ」
「内側に練る事は出来ているんだ。後はコツさえ掴めば直ぐさ」
「はい」
そしてヒナタはもう一度集中する。
その表情は真剣そのものだ。
それから一週間後。
「で、出来ました!」
「おお、頑張ったな」
「うん」
嬉しそうに返事をするヒナタ。
この1週間で『纏』をヒナタはマスターしていた。
俺達のように、何か他の原因で精孔が開いたケースとは違い、自力で精孔をこじ開けたにしては驚くべきスピードだ。
次に『絶』
これは腐っても忍かどうか解らないが、割と直ぐに習得した。
そし
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