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ソードアート・オンライン 蒼藍の剣閃 The Original Stories
ALO編 Running through to take her back in Alfheim
Chapter-15 紡ぐ未来のその先へ
Story15-6 絶対神
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ね、もうすでに一人の女の子に施しているんだよ。君たちもよく知ってる人さ」
「…………!! まさか…………っ!」
「春宮桜華さんと言ったかな……? 彼女の寂しさの感情を憎しみに書き換えたんだよ。いやー……彼女の想い人の絶望する顔が見たかったなぁ」
フローラ……シャオン……! あいつらは、こんなやつの下らない実験のために…………!
「絶対許さねぇ…………!!」
「須郷、私はあなたを許さないわよ!」
「その憎悪がスイッチ一つで服従に変わるのはそう遠くないよ、君たち」
須郷は、そこで俺の大剣を握り直して、左手の指先で刀身をぬるりと撫でた。
「さて……君たちの魂を改竄する前に楽しいパーティーと行こうか!!
とうとう……待ちに待った瞬間だ。最高のお客様も来てくれたことだし、我慢した甲斐があったものだよ!! たった今この空間の全ログを記録中だ! せいぜいいい顔をしてくれたまえよ!!」
アスナは唇を噛み締めると俺の方を向いた。
「キリトくん、今すぐログアウトして。現実世界で須郷の陰謀を暴くのよ。私は大丈夫だから」
俺はアスナの言いたいことを理解し、左手を振った…………が、ウィンドウは出てこない。
「アハハハハ!! ここは僕の世界だよ? 誰もここから逃げられないのさ!!」
突然、須郷が左手を掲げ、指を鳴らした。暗闇の中から音をたてて二本の鎖が落ちてきた。
その先には幅広のリングが鈍光を放っていた。
須郷はその片方を取ると、俺の目の前に倒れているアスナの右手首にはめ、闇の中から伸びる鎖を軽く引いた。
「きゃあっ!!」
リングがついた鎖が巻き戻り、アスナは右手から吊り上げられた。爪先がぎりぎり床に着くか否かぐらいの高さで鎖は停止する。
「貴様……何を…………!」
その言葉には耳すら傾けず、須郷はアスナの左手首にリングをはめた。
「小道具はいろいろあるけど……まずはこの辺からかな」
須郷が再び鎖を引き、アスナは両手を引かれる格好で宙吊りになった。強烈な重力はまだ影響しているらしく、アスナの眉が歪む。
「いいね……やっぱりNPCの女じゃその顔は出来ないよね。それにこの香りもいいものだ。
現実世界のものを再現するのに苦労したんだ。この頑張りは評価してほしいくらいだよ」
「やめろ……やめろ…………須郷!!」
耐え難い怒りが俺を貫き、その怒りを力に変えて体にかかる重力を吹き飛ばした。
「ぐおっ…………」
右手を突っ張り、体を床からはがした。片膝に全身の力を込めて体を持ち上げる。
「やれやれ、観客はおとなしく……這いつくばっていろ!!」
須郷によって俺の足が払われ、俺は再び床に叩きつけられた。
「ぐは
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