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ソードアート・オンライン 蒼藍の剣閃 The Original Stories
ALO編 Running through to take her back in Alfheim
Chapter-15 紡ぐ未来のその先へ
Story15-6 絶対神
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た。俺とアスナは互いを抱き寄せようと必死に手を伸ばした。
だが、あと数cmのところで凄まじい重力に襲われた。
まるで深い粘液の沼底に放り込まれたかのような全身にかかる圧力に、たまらず俺は片膝をつき、アスナは両手をついた。
「キリト君……」
『大丈夫、何があっても俺が守る』そう言おうとした、その時だった。粘液にも負けないほど粘つくような笑いを含んだ甲高い声が響き渡った。
「やぁ、どうかな、この魔法は?
次のアップデートで実装される予定なんだけどね、ちょっと効果が強すぎるかねぇ?」
「須郷!!」
「チッチッチッ、この世界ではその名前は止めてくれるかなぁ。君らの王に向かって呼び捨ても戴けないな。妖精王、オベイロン陛下と……そう呼べ!!」
何かが俺の頭を強く打ち付けた。
どうにか首を動かすと、いつの間にかそこに立っている男がいた。
体には毒々しい緑のトーガ、足にはごてごてと刺繍の施されたブーツと白いタイツ。
顔は作り物のような……いや、ポリゴンによって一から作られた作り物の顔。その顔に醜悪なニヤニヤ笑いが貼り付いている。
間違いない、こいつが須郷だ。
「オベイロン……いえ、須郷! あなたのした事は全部この目で見たわ!! あんな酷いことを…………許されないわよ、絶対に!」
「へぇ? 誰が許さないのかな? 君かい、彼かい? それとも神様かい? 残念だけど、この世界の神様は僕なんだよ!」
その言葉が終わると共に俺の頭にかかる圧力はさらに強くなった。
「止めなさい、卑怯者!!」
須郷はアスナの言葉をスルーすると、俺の背中の鞘から大剣を抜き取り、その手でくるくる回転させる。
「それにしても……桐ヶ谷くん。いや、キリト君と言った方がいいかな? まさかこんなところまで来るとはねぇ。勇敢なのか、愚鈍なのか。
まぁ、そうやってへたばっているんだから後者だろうね。僕の小鳥ちゃんがカゴから逃げ出したって言うんできついお仕置きしようと帰ってきてみれば、カゴの中にゴキブリが迷い込んでいるとはね!
それよりキリトくん。君はどうやってここまで来たのかい?」
「飛んできたのさ、この翅で」
「…………まぁいい。君の頭に聞けばまるわかりさ」
「何……?」
「君は、僕が酔狂でこんな仕掛けを作ったと思っているのかい?」
須郷が指先で剣をバウンドさせながら、嫌悪感すら覚えるニタニタ笑いを浮かべた。
「元SAOプレイヤーの皆さんの献身的な協力によって、思考・記憶操作技術の基礎研究は終了しているんだよ。魂の直接制御という神の業を僕……いや僕たちは、ついに! 我が物にしたんだよ!」
「そんなこと……出来るわけが…………」
「僕の兄貴が
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