1部分:第一章
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「嘘つけ、それだったらな」
彼はすぐに蓑を取ろうとする。丁度手が届くところに掛けられている。それを着ようとする。
しかしであった。その蓑もだ。彼が触れるとすぐにこう言ってきたのだった。
「ほれ、ものは粗末にするものではないぞ」
「げっ、今度は蓑が」
「折角ここまで長い間使ってきたのじゃよ」
蓑からの言葉だ。
「それだったらのう」
「まさか蓑もか」
「うむ、そこのから傘と同じことよ」
蓑は自分から動きだしてきた。何故か火を出してきていて宙をふらふらと漂う。蓑もであった。
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