ニルヴァーナの正体
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「な……何がどうしたんですか!?」
俺は思わず取り乱してしまう
「とにかく……ナツくんを追うんだ」
「ナツ……ジェラールとか言ってなかった?」
「説明は後!! それより今はナツを……「あー!!」」
突然シャルルが叫ぶので俺たちはそちらを向く
「エルザがいない!!」
「えー!?」
シャルルの言う通りさっきまで寝ていたはずのエルザさんがいなくなっている
「あ……ああ……」
「どうしたの!? ウェンディ!!」
ウェンディがふらつき始めるので俺はウェンディを支える
「なんなのよあの女!!ウェンディに一言の例もなしに!!」
「エルザさん……どこ行っちゃったの!!」
「エルザ……もしかしてジェラールって名前聞いて……」
「どうしよう……私のせいだ……私がジェラールを治したせいで……ニルヴァーナ見つかっちゃってエルザさんや……ナツさんや……」
ウェンディが頭を抱えて暗い表情に変わっていく
「ウェンディ!! 落ち着いて!!何が―――」
ドン
突然ウェンディが飛ばされる。それはヒビキさんがウェンディに攻撃したためだった
「ちょっ……」
驚くルーシィ
「あんたいきなり何すんのよ!!」
ヒビキさんに怒るシャルル
「ウェンディ!!ウェンディ!!」
ウェンディの肩を揺すって起こそうとする俺
「ヒビキくん!!ウェンディに何するの〜!!」
セシリーもヒビキさんに怒る。
俺たちは何が起きたのかまったく理解が追い付かない。するとヒビキさんはウェンディを背負って走り出す
「え?何がどうなってるの?」
「と……とにかく追いかけましょ!!」
俺とルーシィさんもヒビキさんを急いで追いつく
「驚かせてごめんね、でも気絶させただけだから」
追い付いた俺たちの方を見ながらヒビキさんは言う
「どうして!?てかなんで走ってるの!?」
「ナツくんとエルザさんを追うんだよ。僕たちもあの光に向かおう」
ヒビキさんはニルヴァーナを見ながら言う
「納得できないわね。確かにウェンディはすぐぐずるけど、そんな荒っぽいやり方」
「そうだよ」
「ひどいよヒビキくん」
セシリーたちがヒビキさんを責める。ヒビキさんは少し暗い顔になってから話始める
「仕方なかったんだよ。本当のことを言うと……僕はニルヴァーナという魔法を知っている」
ヒビキさんの発言に俺たちは全員驚く
「え?でも最初は知らないって……」
「この魔法は意識してしまうと危険だから言えなかったんだ。だから一夜さんもレンもイヴも知らない。僕だけがマスターから聞かされている」
「どういうこと?」
ルーシィ
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