28
[8]前話 [2]次話
春の香の
空へ咲うは
花水木
想いとらわる
われは笑えじ
春の香りが舞う中、ふと見れば花水木が空へ向かって美しく咲き誇っている。
私はそんな迷いなく笑えない…。毎日、彼のことばかり考え、その想いだけで全てが捉えられている今は…。
時過ぎゆ
春の半ばの
葉桜に
君居ぬ時の
長く思えし
桜が咲いたと思えば、もう葉桜…。先日まであったと思う雪も溶けて消え、時は進んでいるのだと実感する…。
彼がここを去ってから未だ二ヶ月足らずだと言うのに、もう何年も経った様に思ってしまう…。
君がいない…それだけで切ない…。
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ