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転生とらぶる
マブラヴ
ゲート 自衛隊彼の地にて、斯く戦えり
0952話
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0km出せってのはさすがに無理があるか。
その建物の前には、驚いた事にピニャが出迎えに出ている。
 帝国の皇女という立場を考えれば、この対応は色々な意味で規格外のものだろう。
 他にも大勢の護衛の兵士やメイドといった者達の姿も見える。
 もっとも、それだけピニャが俺達と自分達との戦力差を理解しているからこそだろうが。
 そのままバスが止まり、運転手の量産型Wやボーゼスを含めて全員が降りる。
 そんな俺達に対し、真っ先にピニャが近づいてきて笑みを浮かべつつ口を開く。

「アクセル代表にシャドウミラーの方々、ようこそおいで下さった。今回は妾からの要望を受けて頂き、非常に感謝している」

 確かにここにいるのは殆どがシャドウミラーのメンバーだってのは事実だが、高畑はネギま世界の人物なんだけどな。
 それを分かれという方が無理か。

「さて、もう少しで夕方だ。歓迎の宴……というには多少早いが、食事を用意させて貰った。ホワイトスターで食べられている料理に比べるとさすがに及ばないが、それでも精一杯の歓迎のつもりだ。是非味わって欲しい。停戦協定に関しては、明日から会談を設けたい」

 ピニャの言葉を聞き、チラリとレオンの方へと視線を向ける。
 その際にピニャの表情が一瞬歪んだのを見る限り、苦手意識を持っているのだろう。ホワイトスターでの会談であれだけ攻め込まれたのを思えば無理もないが。
 そのレオンが俺の言葉に頷いたのを確認し、ピニャに向かって口を開く。

「分かった、それでいい。前回の件で既に分かっていると思うが、一応紹介しておく。今回の交渉を担当するレオンだ」
「お久しぶりです、ピニャ皇女殿下。相変わらずお美しいようで何よりです」

 その口から出たのは褒め言葉。
 だが、本人としては褒め言葉であっても、褒められる対象としてはそれ程嬉しくないのだろう。一瞬だが、微かに眉を顰めていた。
 それでもすぐに取り繕う辺り、皇女としての教育を受けてきただけの事はある。

「そう言って貰えると妾としても嬉しく思う。だが、残念ながらアクセル殿にはお気に召して頂けなかったようだ」

 チラリ、とこちらを見ながら告げてくるピニャに、小さく肩を竦める。
 実際、美人かどうかと聞かれればピニャは美人だと答える者が多いだろう。俺もそれに否とは言わない。
 ただまぁ、帝国にドップリと浸かっている今の性格を考えると身内に入れたいとはちょっと思えないな。
 そんな風に考えつつ、空間倉庫の中から書類を取り出す。
 A4用紙30枚程の束のそれは、恐らくピニャにとってはこれ以上無い程の武器となるだろう。

「土産だ」
「アクセル殿、これは一体……?」

 そう呟くも、俺が何も言わないのを見て視線を書類に通していく。
 そこに
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