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月滅剣  現代編
エリーの描く世界

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 リリーシステムを打ち壊して、もう一度復活した世界で御剣は叫んだ

神が、貴様が世界を弄んでいるんだぁー! 俺を弄んでいるんだー!!

御剣は泣いていた。何故泣いていたのかはわからない…多分、自分の命を弄ばれたことに怒っていたのだと思う

リリーはシステム発動のショックで死んでいた。御剣はそれを捨て去るように見てそこを去った

エリーを救うか、それとも…

御剣はパークティ博士を追うごとく動いていた。かわずがなく頃雨がざぁざぁぶりのその日

御剣は豹変したエリーに会うのだった。まるですべてを殺してしまうような目をした少女に

御剣は震えていた…まるでうさぎのように

 エリー『お姉さまを殺したのね…』

エリーは冷淡な声でそう言った

エリー『せめて、マリーは助けてほしかった…マリーはもう二度と動かないわ』

御剣『お前も何か力を持っているんだろ?』

御剣はそれいかんでエリーを殺すつもりだった。何故なら…何故なら!

エリー『私は鏡。善と悪を映す鏡。善には何の効力もなく、悪は石になる…それがエリーシステム』

エリーは力が抜けるような口調で言い放った

エリー『システム解放!ここで貴方は死ぬのよ!』

御剣は茫然と立ち尽くす。動けないのだ

エリー『チェックメイトね。私はお姉さまと違ってシステムを動かしても死なない』

御剣はそのまま茫然と石になるように立ち尽くしていた。しかし、何も起こらない

エリー『何故?こいつが善とでもいうの?』

御剣はそのままエリーに近づきエリーに一閃浴びせる そして…


 あっさり決まるのだった エリーは下火になる日のように静かに死んだ


          まるでもんだいなかったかのように御剣はその場を後にした

そう…これでいいのだ…俺は何も悪くないのだから…



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