六魔将軍壊滅後編
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喰らう』ことはできる……ヤマトがそう言っていた」
「喰らうか………魔法を無力化するか」
「さすがヤマトだ」
これでミッドナイトは屈折が効かないことを知るだろう。どうくるか………
ミッドナイトは立ち上がり不気味な笑みを浮かべると……
「あと少し早く死んでたら、恐怖を見ずに済んだのにね」
そう言った瞬間……どこからか真夜中を知らせる鐘の音が鳴り響く。
「真夜中にボクの歪みは極限状態になるんだ」
それと同時に、ミッドナイトの体が変化し始めた。
「何だ!!?」
「ああああああああ!!!!」
体を変化させながら雄叫びを上げるミッドナイト。そして……
「ハハハハハハッ!!!!」
笑いながらそこに立っていたのは……体が一回りも二回りも大きくなり、全身が黒い皮膚に覆われた、まるで悪魔のような姿に変貌したミッドナイトであった。
「もうどうなっても知らないよ。うるァ!!!!」
そう言うと、ミッドナイトは私に向かって膨大な魔力を溜め込んだ腕を振り下ろす。
「バカな奴だ。まだ、夜には早い。それに先ほどまで明るかったのを幻覚で夜にしても意味はない!『黒龍一閃』」
私は巨大化したミッドナイトに黒龍一閃を放つと元の姿のミッドナイトが切り捨てられる。
「そ…そんな…ボクは最強なん…だ……父上をも越える最強の…六魔。誰にも負けない最強の…魔導士」
「人の苦しみを笑えるようでは、その高みへはまだまだ遠い」
私がそう言うとその場にミッドナイトが倒れ込む。
これですべての六魔将軍が倒された………だが、誰も知らない六魔将軍にはもう一人居ることを……そいつが目覚めようとしていることを……
続く
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