初々しいカップルの誕生
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「はいっ」
ついに僕は先輩、いや、サクラと付き合えた…けど、この先はどうしたら…
「で、出崎君?」
「は、はい なんですか? せん…サクラ」
「その…葉って呼んでもいいかしら? そ、それともいままでどおり出崎君の方がいいかしら」
サクラは、少し恥ずかしそうにぼくに聞いてきた。か、可愛い…。
「よ、葉でいいですよ。 僕だってサクラって呼んでるんですから。」
「わ、わかったわ、よ、葉」
真っ赤とまではいかないけど顔をあかくしたサクラがとても可愛くてつい抱きしめたくなる…けど、い、いきなりそんなことは…しないですよ?だから我慢してます…でも、言葉は自然とくちからでてしまいました。
「かわいい……」
「へ?」
「あっ、い、いえなんでもないです。すみませんいきなり」
「な、なんでもないって…か、かわいいって言ったじゃない、でさ…よ、葉」
「き、気のせいですよ。た、たしかに可愛いですが…」
「かわっ…す、好きな人に言われるとドキドキしてしまうわね」
「ぼ、僕もサクラが可愛いからドキドキしてますよ…」
お互い顔を真っ赤にしながら話している。周りから見たら完璧初々しいカップル、でも、その通りだから否定はでき…じゃなくてしたくない。
「ま、また…や、やめてちょうだい、これ以上赤くなったらどうするの。」
「あ、あはは…す、すみませんつい…」
と、邪魔をするかのようにまた葉月さんが乱入…
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