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償い(逆行物)
日常生活【3】
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ー翌日

「失礼します。○○先生はおられますか?」登校してすぐ、職員室に向かった。先生に推薦を受けると伝えるためだ。先生は、2週間以内と言っていたが早い方が良いだろう。
「あら、マヤさんどうしたの?」
「昨日の進路相談の事で…」
「あぁ、それなら奥の応接間できくわ」そう言って奥に案内される。

「それで貴女はどうしようと思うの?」
「はい、私は推薦受けようと思います」
「!」
先生は私が蹴ると思っていたのだろう。
「でも、サラさんと同じ学校じぁなくても良いの?」確かに、二人一緒の方が良いのかもしれないがそいするとシナリオが狂う。
「はい、この推薦受ければ、学費は学校が出してくれますから。親の貯金じゃ私達二人とも大学まで行けないですし」今は、少しでも優秀な生徒を集める為に、推薦を受けると学費を払わなくても通える大学が3〜4個ある。学費だけなのでその他の費用は、自分で出さないといけないが。実際貯金で大学まで行けなさそうだったから、去年は、バイトをしようかなと言う話しをしていた。ふと、
(あれ?サラは父さんの貯金て言ってたけど、どこにあったんだろう)私が逆行してきた時にはサラが通帳を持っていたが家は、5年前に沈んでおり、10年近く空だった父の実家にそんなものがあるはずない。
(んー、サラ(神)のことだし気にしたら負けね)
「…ャさん、マヤさん」
「へ?はいっ」
「どうかしたの?」
「い、いえ何でもありません」アブナイ…考え事をしていた。
「そう?
…でも仕方ないわね。学費となると…でも高校に入って推薦を狙えばいいじゃない」
「その方法もありますけど、次また推薦がもらえるか分かりませんし、それに学費出してくれる学校て殆どないですから」
「それもそうね…じゃあ推薦受けるってことでいいのね」
「はい」






ー廊下
「もう授業始まってるから急がないと」一時限目は英語、NERVに入るには必要だったしペラペラだけど不思議がられるので単語を繋げた文を片言で言えるぐらいに抑えている。
[ガラガラ]
「遅れてすみまs「あっ!」ん?」私の周りクラスの皆が集まってきた。

「ねえねえ、推薦うけたの!?」
「東大でしょ?」
「すっごーい!」
「さっすがマヤっ」

「何で知ってんの…」
(まさか!)サラの方を睨む。
「てへっ☆」
(ムカッ)
どうやらクラスメイト全員にバラしたようだ。
[ポカッ]とりあえず、一発殴る。
「痛〜。なにすんのよ〜」涙目で訴えるサラ。
「なにすんのは私の台詞よ!なんで言ったの!」
「(だって皆に祝ってもらった方が姉さんもうれしいかと)うっかり言っちゃったなんて言えない…」
「本音と健全が逆になってるわよ(-_-#)」成績が良いからって私を嫌っている人だ
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