マブラヴ
ゲート 自衛隊彼の地にて、斯く戦えり
0951話
[5/5]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
実はああいう娘、結構好みなんじゃない?」
俺の隣に座っていたシェリルが、そう耳元で囁く。
その瞳はシェリルらしい好奇心で輝いており、俺が何と答えるのかを楽しそうに待っているのが分かる。
だが、俺がその質問に対して返したのは、首を傾げるというものだった。
「どうだろうな」
「あら? 女好きのアクセルとしては珍しいわね」
「その女好きの恋人が、何で他の女を勧めるかな。いやまぁ、それはともかくとしてだ。確かに外見が好みなのは否定しない。けど、ピニャに対して依存しすぎているところがちょっとな」
俺自身はそんな自覚は無かったが、レモン、コーネリア、マリュー、スレイ、シェリル。
そしてあやか、千鶴、円、美砂。
この全てに共通しているのが、自立しているという事だ。
スレイ辺りはフィリオに対して依存心のようなものを抱いていたが、病気の治療やシャドウミラーの参加でいつの間にかその辺の問題は解決していた。
それを考え、客観的に考えた場合、やっぱり俺の好みというのはその辺が関係してくるのだろう。
「ふーん。ま、いいけどね」
そう告げ、俺の肩に頭を預けてくるシェリル。
ボーゼスに手を出すように言ってみたり、それを断るとこんな態度を取ったり。
さて、一体何を考えているんだろうな。
まぁ、ここ暫くシェリルと2人きりでゆっくりとする時間は取れなかったから、こういうのも悪くはないけど。
夜に関しては全員一緒だし。いやまぁ、夜は夜で当然俺としては色々な意味で大歓迎な時間帯でもあるんだが。
誰にともなく内心で呟きながら、バスが時速300kmを出しながら帝都へと到着するまでシェリルと一緒に甘い時間を過ごすのだった。
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ