影山の罠!!
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「着いた……ついに帝国学園との決勝戦か……」
俺は巨大な帝国学園のホームグラウンドを見ながら呟く。
「相手は影山だ!何を企んでいるか解らん!辺りに気をつけろよ!」
響木監督が俺達に声を掛け気を張り歩く。
「此処が部室……更衣室かよ、でけぇ…」
染岡が呟きロッカーに手をかけようとしたとき
ガチャガチャ
更衣室で音が聞こえた。
そこから現れたのは帝国学園キャプテンの鬼道だった。
「き、鬼道!」
円堂が鬼道に対し叫んだ。
鬼道を見た染岡は叫ぶ。
「お前俺らの場所で何してやがった!まさか妙な仕掛けでもしたんじゃねぇだろうな!」
鬼道は叫ぶ染岡を見て呟いた。
「そんな事はしない。俺もお前らとは楽しいサッカーがしたいからな」
「鬼道……お前…」
予想外の言葉に俺は言葉が漏れた。
「ここは大丈夫だ安心してくれ」
鬼道はそう言い放つと、辺りをキョロキョロ見渡しながら部屋を後にした。
「円堂、鬼道は何してたと思う?」
俺は円堂にそう問うと円堂は
「悪いことをしようとしていたとは思えない。鬼道は何か探しているように見えたな…」
「俺もそう思っていたところだ。でも何を探していたんだろうな…」
俺と円堂は少し考えていたが
試合に集中するため
考えを打ち消した。
────────
『さぁ、間もなくFF地区大会予選の決勝戦が始まろうとしています!解説は雷門中の角馬圭太がお送りします!』
「両校整列!!」
審判の声が響き俺達は並んだ。
すると俺達の前にいた鬼道が俺に呟いた。
「な、なんだって!?本当か!?」
鬼道はコクリと頷くとポジションに付いた。
雷門中イレブン
FW染岡 豪炎寺 雷藤
MF半田 少林寺 風丸
DF壁山 栗松 土門 影野
GK円堂
帝国学園イレブン
FW佐久間 寺門
MF洞面 鬼道 咲山 辺見
DF成神 万丈 大野 五条
GK源田
以上のスターティングメンバーだ。
俺は全員に鬼道から聞いたことを伝えた。
「それは本当なのか!?」
「多分な……嘘をついている顔じゃなかった」
「わかった鬼道を信じよう」
俺はFWの位置に付き、鬼道の言葉を信じる。
そしてついにホイッスルが響いた。
ピ───────!!
そしてその瞬間、別の音が俺達を襲った。
ガラガラ… ドガ────ン!!
俺達の場所に天井から鉄骨が降り注いだのだ。
『なんということでしょう!雷門中の所に鉄骨が落ちてきました!これでは雷門中の選手達は……。!?いや無事です!なんて奇跡!雷門中の選手は全員無事です!』
「
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