第十五話 【NARUTO編】
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ソラフィアの名前は『神咲ソラ』
双子だそうだ。
しかしまさか此処で前世の名前を名づけられるとは…
その点についてはソラも驚いていた。
ソラフィアの前世の名前も『ソラ』だったのだから…
俺とソラは、今の日本人のような黒い髪、黒い瞳、黄色い肌で外国人風の名前では似合わない事、それから生んでくれた母への感謝を込めて『アオ』『ソラ』と言う名前を頂く事にした。
母の名前は神咲チカゲ、旧姓をうちはと言うらしい。
忍者、火の国、木の葉隠れの里、うちは、万華鏡写輪眼などのキーワードで俺は気づいた。
恐らくここはNARUTOの世界であろうと。
とりあえずソラにその事を伝える。
と言うか、この体はうちはですか。
今の時間系列が原作前なのか、原作のかなり後なのかはっきりしない今、今後の事を決めかねていた。
うちはの家系は原作開始以前にうちはイタチによる虐殺にあい、イタチの弟であるサスケとイタチを残して一族は全滅したはずだ。
それでなくても面倒なうちはの家系。
…なんでこんな死亡フラグが高そうな家系に転生するかな?
しかも万華鏡写輪眼の開眼。
やばいって!
絶対やばいって!
テンプレなのか?そうなのか!?
しかもこの身は5歳。
普通に働ける年ではなく、普通は親の庇護のもと成長する時期だ。
…どうしよう。
コネも知り合いもいない上に、年齢まで…
このままでは野垂れ死にするしかない。
そんな事を話し合っていると家の扉がノックされた。
ドンドンドン
「すまない、ここはチカゲさんの家で間違いないであろうか」
男の人の声だ。
チカゲはソルから聞いた母の名だ。
俺は扉に近づき扉を開けた。
ガラッ
「どちらさまでしょう」
俺は男に問いかける。
顔を見ればその眼球は真っ白だ。
人間か!?
なんて失礼な事を考えていたら男から声を掛けられた。
「私は日向ヒアシと申す。チカゲさんに用事があるのだが」
「母は死にました」
俺にとっては母と言えるかどうかもわからない。
母であった記憶が無いのだ。
どうやら生まれてからの5年の記憶を総て忘れてアイオリアであった頃の俺に上書きされた様だ。
「そ…そうか」
顔を伏せるヒアシさん。
しばらく黙祷をしていたヒアシさんが俺達に問いかけてきた。
「君達はチカゲさんの子供か?」
「はい」
「見たところ、君達以外の人の気配が無いが、誰か一緒に住んでいる人は?」
ん?何が言いたい?
「妹だけです」
これはソルにも確認した事だ。
ここには俺達と母親しか住んでいなかったと。
「ふ
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