第十五話 【NARUTO編】
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つければその力を一族のために利用しようと考えるだろう。
それに私はそんなうちはの家は好きではないのだ。
権力に執着し、里を牛耳ろうと考えてるような連中。
私の親もそんな人間の一人だった。
結局私も力を求め続ける愚か者だったわけだが。
忍として優秀だった私は、一族の者達にどれほど利用されてきたものだろうか。
それが嫌でうちはの名を捨て、九尾事件の混乱で身をくらまし今は神咲を名乗っているのだが。
この苗字が子供達を守ってくれると良い。
この苗字でうちはから遠ざかってくれる事を祈る。
さて、そろそろ現世との別れの時間だ。
私は自分の子供達を呼び出し、私を殺すように暗示をかける。
暗示に掛かった子供達は躊躇い無く私を殺すだろう。
子供達がそれぞれクナイをその手に持ち私の心臓目掛けて振り下ろす。
胸に強烈な痛みを感じる。
ああ、子供達よ強く生きておくれ。
そして愛しているよ。
◇
いったいどういう状況なんだ?
俺は確かジンがどこかの遺跡から拾ってきた石を左手でつかんだ後いきなり全身が光り出して意識を失った。
しかし、気が付いてみると全く知らないところでしかも目の前には女性の死体。
「な!?え?どういう状況!?」
「何よ!これ!」
困惑する俺の隣りからも困惑の声が上がる。
「いや、いや!いやぁぁぁぁぁ!」
目の前の血まみれで倒れている女性を見て我を忘れる隣の女の子。
その目が大きく見開かれたと思ったらその両目に現れるんは三つ巴の模様。
それが収束し変化したと思ったら別の形に変わっていた。
万華鏡写輪眼。
「熱っ!」
それを見ていた俺の目も熱を帯び、体のオーラが目元に集まっていく。
「何だ!?」
開いた俺の双眸にも浮かび上がる万華鏡写輪眼。
「くっ!大量の情報が頭に流れ込んでくる!」
一瞬後、女の子の恐慌も収まる。
「はぁ、はぁ」
「う、っく」
深呼吸して呼吸を整えると、未だ発動状態の万華鏡写輪眼へのオーラの供給を絶ち、発動を止める。
隣りを見ると女の子も発動を解いたようだ。
俺は女の子に話しかける。
「ねえ、君はだれ?」
「え?」
困惑の女の子。
その体は5歳ほどだろうか。
かく言う俺も体が縮んでいるし髪の色も黒に変色していたり、解らない事だらけだ。
「えっと、私はソラフィア」
「え!?ソラなのか?」
「え!?」
「俺だ!アイオリアだ」
「え?でもその姿は!?」
「そんな事言ったらソラだって変わっているぞ」
「ええ!?」
2人して困惑する。
だってさっきまで俺達は
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