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命の危険と人殺し
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ー!死に底無いの癖にウルセーんだよ!!」

 そう言って三人飛び出す。攻撃しようとする、しかし剣を振り下ろした瞬間、剣の真ん中辺りから、きれいに折られた。しかも剣でなく素手で折ったのだ。

「雑魚が俺に剣向けて、生きていられると思ってんのか?」

 その言葉で空気が一瞬で氷付いた様に冷たくなる。そしてそれが俺らの最後になった。

「お前ら……死ねよ」

 そういった瞬間、目の前にいた三人は瞬時に奴の両手剣に切り裂かれた。体が真っ二つに切れ、ポリゴン片へと変わる。そして、筋力値にほとんど振ってないはずの奴が俊敏に振りまくった奴ぐらいのスピードで突っ込んでくる。一人の喉もとに手刀を突きつけて一撃で屠る。それを見てようやく自分の身が危険になった俺は素早く転移結晶を取り出す。

「ん?逃がすと思ってんのか?」

 奴はそう言って手から剣が現れる。そしてその剣を蹴る。それは俺の腕を貫通すると同時に腕を切り落とした。

「がああぁあああぁあぁぁあぁああ!!」

 切り落とした腕からまた転移結晶を取り逃げようとするところで、俺の首は胴体からはなれ、二度と現実、この世界に戻れなかった。


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


 気が付くと体は勝手に動き、さっきまで殺そうとしていたオレンジたちを殺している。体を止めようとするが言うことを聞かない。

「何だよこれ……なんでこんな……」

「あれ?もう気が付いたのかー。面白くないな。まだ遊び足りないのに」

 声だけがまた頭に響いている。

「誰だよお前!!俺に何をした!?」

「何をした?何言ってんの?お前が俺と契約したんじゃないか?それなのに、何をした?お前の頭おかしんじゃないの?」

 その声はけらけら笑うように言う。その話をしていると、オレンジが最後の一人になっていた。そいつの首に斬りつけようとしていた。

「やめろ!!」

 しかし、その叫びもむなしくオレンジの頭は胴体と永遠の別れを告げた。

「ふー、楽しかった。やっぱ体を動かすのは最高だね。今度は勝手に借りれないから、お前が承諾してくれよな」

 楽しげに言う。しかし、やはりこいつが許せない。

「お前なんかに二度とかすかよ!人殺しが!!」

 その言葉を愉快そうに言った。

「人殺し?何言ってんだよ、お前だってさっき殺されていく奴らを見て目を輝かせてたくせに?」

「俺はそんな目をした覚えはねぇ!!」

 噛み付くように叫ぶ。だが声は静かにいった。

「何言ってんだ、お前?自分のことなのにわからないのか?」

「わかるかわからないかじゃねぇんだよ!俺はそんな目をした覚えはないってんだ!!」

「違わねぇよ。テメェはさっきのやつらと同じような奴だ。よ
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