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 キリトと和解してからしばらく時間が過ぎたころ、久しぶりにキリトとともに狩りにきていた。

「お前との狩り、本当に久しぶりだよな」

 そう言うとキリトはなんか気まずそうに言う。

「なんか、ごめんな。お前のメール無視とかしなければ、クエスト巡りとか行けたのに……」

「気持ち悪いこというなよ。ホモにしか聞こえないし、それだったらユキでも誘って一緒に行ったほうが俺はいい」

「だからなんで、お前はそっち方面にしか取らないんだ!!」

「そんなことよりも俺さ、最近変な力を使えるようになったんだけどさあ」

「急に話の流れが変わったな。まあいいや。で、なんだ?その変な力って何だ?」

「ああ、それがさあ、自分で武器を作れたり、身体強化みたいなのができるようになってんだ」

 そう言うとキリトが苦笑いする。

「おいおい、さすがにそれは信じられねえよ」

「じゃあ今からやるからちょっと待ってろ」

 そう言って、手を少しあげて、武器をここから出すということにを考えて集中する。すると、その手からはどこのショップにでも売ってそうなスチールブレードがでてきた。

「おいおい……どんだけチートな能力だよ……」

 キリトは苦笑しながら言う。多分、あの声が言ったのはこの能力のことらしい。しかし、さすがに手から武器を出すのはさすがにチートすぎるので使わない。それと、もう一つのスキルは殺陣と名づけた。これは体動きを自動的に補正して、急所を確実に狙うものだ。しかも、スピードが上がるおまけつき。実際は殺陣とは当てるのをどうううまく見せるようなものだが、自分はこう言っている。使いやすいので殺陣は使わせてもらう。

「もう一つは殺陣って言ってる。だけど、外側の変化は無いからやらなきゃこれは実戦じゃないと無理だな」

「そうなのか、他になんかあるか?」

「えっと、あと一つあるんだが正直どんなものか分からん」

 少し困ったように言う。そう言うとキリトが少し興味を持ったかのように聞いてくる。

「他にもあるのか?」

「俺のスキル欄に三つの黒で塗りつぶされてる所があるんだよ。その二つは錬金術、最初のあれはそうとしか言いようが無いからそう言ってる。もう一つはさっき言った殺陣。あと一つは、どうやってやるか分からんからなんとも言えない」

「そうか。じゃあ、分かったときは言ってれよ」

 キリトがそう言う。歩きながら話しているとようやく、モンスターと遭遇する。《スペードゴブリン》と《ダイヤゴブリン》の二体だ。

「キリト、どっちがやる?お前なら一人でやれるし、俺もやれる」

「うーん、じゃあお前がやれよ。殺陣ってお前が言うスキル見てみたいし」

「OK、それじゃ行きますか」

 そう言って、
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