第十四話
[8/8]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
「危険じゃないか!?」
「まあ、俺が触ったり持ち歩いたりしても何も起きなかったし、大丈夫だろう」
ジンのそんな言葉を聞きながら、右手でつかんでいたその石を左手に持ち替えたのがいけなかったんだ。
左に持ち替えた石が突如光り出す。
「へ?」
「え?」
「ああ?」
「何だ!?」
左手のガンダールヴ(偽)のルーンがドンドン輝き、それに伴ってその石から放たれる光もどんどん強くなる。
「手を離せ!」
ジンが大声で叫んだ。
俺も手を離そうと試みるが、俺の意思に反してその手は石を離してくれない。
「だ、ダメだ!」
その光が俺の体を包み込み、俺の体…というか存在が揺らいだ。
「ち、ちょっと強引に行くぜ!」
ジンがオーラを解き放ち俺の手をつかもうと近づく。
しかしそれよりも早く俺に抱きつく存在があった。
ソラである。
「ソラ!?」
ソラが光に包まれる俺の体をその身で抱きしめたかと思うと、ソラの体も光が包み込み、
そこで俺の意識は暗転した。
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ