第十四話
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段活用には少々てこずったけれど。
頼みの綱の雷魔法が余り効果が無かったからね。
どうにか倒して、全クエストクリア報酬のカード『モンスターハンター』をゲットしたときは涙が出てきたよ。
その後も指定カードのイベントをこなしつつ、念の修行をして、時がすぎる。
そんなこんなで指定カードをコンプリート。
最後の指定カードにまつわる問題100問等は、全部のイベントをクリアした俺たちには容易なものだ。
まあ、これは誰かが99個そのバインダーに納めたときプレイヤー全員に平等に参加できるクエストの様だったが、今は俺とソラしか居なかった。
支配者からの招待をゲットして、王城へ。
本来ならば一人のはずの招待に今回はソラも同行する。
城門が開き、中に入ると出迎えてくれたのドューンさんだった。
「おう、ようやく終わったか」
「ドューンさん?」
その姿を見止め、ソラが聞いた。
「おうよ。テストプレイ終了お疲れさん」
「あ、はい」
「テストプレイを終えたお前らにご褒美だ」
そう言ってドゥーンさんが投げ渡したのは一つの小箱。
開いてみると丁度カードが3枚分入れられるようだ。
「ここでのカードがここ以外では使えないようになっているのは聞いているな?それはよ、このゲームをクリアした奴へのご褒美だ。島の外でも指定カードの効果が使えるようになる。まあ、島の外への持ち出しには指定100種コンプリートさせると言うある種の制約が必要なんだが」
そう言えば主人公も島の外でカードを使っていたような。
何を持ち出せるようにするかが問題だ。
カードの中には因果律を歪める様な強力な物が多々あるしな。
リスキーダイスとか。
「まあ、今すぐに選べってわけじゃねぇ。取り合えずはこの後のエンディングを楽しんでこいや」
その後盛大に開かれたパレード。
一体どのくらいのオーラを使えばこれだけの人数の念獣を顕現できるのかとつい突っ込みを入れてしまうほどに多くのモブと共に盛大な一夜は過ぎていく。
その後数日して、今は主要アイテムの最終チェック中。
色々なアイテムを試し終わり、散らかしたアイテムを片付けようとしていた時に事故が起こった。
「ジン、こんな石なんてアイテムにあったっけ?」
そう言って俺がつかんだのは石の真ん中に何か文字のような物が彫られた手のひらサイズの石。
「あ、ああ、それか。それは俺がこの前遺跡調査に行ったときに持ち帰った物だ」
「いいのかよ勝手に持ち帰ったりして!」
「いいんじゃないか?その付近の先住民族の奴らが言うにはそれは生まれ変わりの宝玉と言うらしい。何でもそれを手にしたものは別人に生まれ変わるらしい」
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