暁 〜小説投稿サイト〜
エターナルトラベラー
第十四話
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んで逃げようとその翼をはためかせる。

しかし、最初の俺の攻撃で切り裂かれた翼膜ではうまく風を捕まえられない。

俺はその隙を見逃さずに魔法を発動する。

『サンダースマッシャー』

「サンダーーーースマッシャーーーーーーーっ!」

ソルの刃先から放たれる雷の凶光。その光は真っ直ぐとイャンクックに走り着弾。

クルアアアアアッ

イャンクックは絶叫の後、絶命して倒れこんだ。

「はぁ、はぁ、はぁ」

「やったの?」

「ああ、倒したんだ」


その後何回かクック先生を繰り返す。

何回も繰り返していると、モンスターの癖や弱点などが見えてくる。

『凝』でよく相手を見てみると、オーラの濃いところと薄いところが見て取れる。

薄いところを攻撃すると、割と簡単にダメージを与えられる。

つまりはそう言う訓練。

相手の攻撃のパターンを読み、オーラの薄い弱点へ攻撃する。

それが完璧とは言わないまでも、何とか板についてきてから俺たちは大地の女王リオレイア狩猟のクエストを受注した。


装備はそれぞれクック装備に変わっている。

クエストを受注してフィールドに降り立って数日。

俺たちは発見したリオレイアに攻撃は仕掛けずに、ずっと絶をしたまま相手を観察する。

フィールドの回遊パターン、獲物を取るときの攻撃方法。

注意すべきはその尻尾に含まれる毒攻撃。

一応毒消しは持ってきているけれど、一歩間違えば命が無い。

綿密に調べた結果、リオレイアの巣で待ち構える事にする。

作戦は罠を仕掛け、リオレイアを待ち、トラップに引っかかり、拘束されている間に一番危険な尻尾を切断してしまう。

後は攻撃を避けつつ翼膜を切断できれば空を飛べるこちらが有利。

作戦が決まると痺れ罠を仕掛けてリオレイアが来るのを待ち決戦を挑んだ。



さて、作戦がうまくいったため、比較的軽傷で戦闘を終える事が出来た。

俺はいま切断したリオレイアの尻尾に剥ぎ取りようナイフを構えて差し込んだ。

「お?逆鱗だ」

「逆鱗?」

「これはラッキー。前世では何度これのためにリタマラしたことか…」

「うん?」

その後のタイトルでは確率の大幅の上昇やサブクエストなどで割りと簡単に手に入るようになったけれどね。

PSP版なぞ言わずもがな。

俺は無印版でドラゴンマサクゥルを所持していたつわものだ。

あの逆鱗雄雌五枚に泣いたのは俺だけではあるまい。

とと、話がそれた。

「カードランクを見てごらん。これはかなりのレアだよ」

「そうなんだ」


街に帰り、持ち帰ったリオレイアの素材で防具を一新。

レイア防具と言ったら先ずは腰か
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