暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
マブラヴ
ゲート 自衛隊彼の地にて、斯く戦えり
0950話
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ロート、はたまた監視カメラ等で一瞬の隙もなく監視されている。
 そうである以上、何らかの謀略を仕掛けようとしても出来る筈がない。
 いやまぁ、それ以前にピニャ率いる騎士団に所属する騎士ってのを考えれば、ボーゼスにその手の暗躍は出来ないか。
 寧ろそっちが出来るとすれば……
 チラリ、と中年の禿げ頭の男へと視線を向ける。
 今回の交渉に関してはボーゼスに全権が任されているのか、交渉を全て任せきりにして一切の口を開かない。
 純粋に護衛としての自分の役割のみを全うしようと考えているのか、あるいは……そもそも今回の交渉に関しては失敗を前提としており、ボーゼスの経験を積ませる為と割り切っているのか。
 どっちもありそうだな。
 男から視線を外し、改めてボーゼスの方へと向き直ってから口を開く。

「それで、連絡方法はどうすればいい?」

 通信機に関しては、そのようなものがあると知れば俺達と従属国間の関係に気が付くかもしれないのを思えば、簡単には渡せない。
 いや、その辺の事情はちょっと勘が鋭い奴なら既に察知していてもおかしくはないんだが。
 ともあれ無事に話は纏まり、異世界間連合軍での会議に今回の話は掛けられ……エザリアとレオンの根回しの成果か、一応受け入れるという方向でこの件は進む事になるのだった。
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