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転生とらぶる
マブラヴ
ゲート 自衛隊彼の地にて、斯く戦えり
0950話
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の方が平然としているのは疑問だが。

「損失? 少なくても俺達にとっては損失と言えるだけのものはないぞ? 帝国の方は、日を置く事に独立を求めて行動する国が増えてきているみたいだが」

 最初に帝国に反旗を翻したエルベ藩王国や、それに追随するようにして独立を求めて帝国との戦いに踏み切った幾つかの従属国。
 勿論その時点では帝国としては面倒だと思いはしても、脅威とは感じていなかったのだろう。
 地方にある従属国の反乱なのだから、周囲の国々を支配して版図を広げてきた帝国にしてみればそれ程珍しくもなかったのかもしれない。
 だが……帝国のそんな思惑は、反乱を起こした国に向かった帝国軍が次々に敗退した事により、大きく狂う。
 ただでさえシャドウミラーと戦って大きく数を減らした帝国軍、反乱を起こした従属国に向かって送られた帝国軍の敗退。その結果、周辺の従属国は帝国軍を既に脅威にあらずと認識したのだろう。エルベ藩王国を始めとした最初に反旗を翻した従属国に続けとばかりに、次々と反乱が起こっていた。
 勿論最初に反乱を起こした国が帝国軍に勝てたのは、俺達が以前連合諸王国軍との戦いの時に内応を約束した国々へと援軍を送った為だ。
 俺達の暗躍を帝国に悟られないよう、メギロートやイルメヤを始めとした無人機やKMF、MS、VF、PTといった機動兵器も使う事は出来なかったが、ネギま世界の魔法使いを始めとしてシャドウミラーの幹部のように生身でも戦える人材を送ったり、あるいは量産型Wを送ったりして戦力の補強をした。
 以前の相談の時は量産型Wは見た目から怪しすぎるし、一目で所属が分かるから援軍に送るのは却下とされていたのだが……なら人目につかない場所で運用すればいいという話になり、狙撃銃を持ったまま戦場から離れた場所に配置して、帝国軍の指揮官や、数少ない魔法使いを次々と射殺していった。
 旧態依然とした指揮系統である帝国軍であるから、指揮官が次々に射殺されてしまえば指揮系統も簡単に混乱し、従属国の攻撃を防ぐ事も出来ず……結果的に敗走するのに時間は掛からない。
 勿論中には有能な人物もおり、指揮を引き継いで対抗しようとした者もいる。
 だがそのような人物は当然量産型Wに優先的に狙われ、あるいは運を含めた何らかの要素で生き残ったとしても、所詮は1人でしかない以上は敗退するまでの時間を多少延ばす事しか出来なかった。
 もっとも、反乱を起こした全ての国に対して援軍を送るという訳にもいかない為、援軍を送ったのはあくまでも連合諸王国軍との戦いでこちらに内応をする選択をした国々に限る。
 あの戦いで派遣されてきた従属国の指揮官が、国王を始めとして権力を持っている者達だったのが幸いした形だ。
 ただし、当然こうまで反乱が広がれば自分達もと考える国も出てくる訳で。
 半ば
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