暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは ViVid ―The White wing―
第二章
十五話 激戦、熱戦、大激突!
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段は、この吸収放射なの。通常の物理防御魔法も展開できない訳じゃないそうなんだけど、魔力を放出しつづけていなくちゃいけないから、消費魔力がとんでもないそうよ?じゃあ、リオちゃん、今のコロナちゃんの説明してくれた事の中で、少しおかしいと思う所、無かったかしら?」
「え?えっと……」
少し考えこむようにしてリオは一瞬俯く。しかしすぐにその顔は上がった。
「クラナ先輩の紅蓮拳、全然そのままじゃなかったと思うんですけど……」
「そう、クラナ君の吸収放射は、他の人のそれとはちょっとちがうのね。それが……」
そう言うと、メガーヌは画面に視線を戻す。
其処に、砲撃をぶつけ合うなのはとクラナの姿が有った。ただし……
────
さて、それでは少し時間を戻しつつ、メガーヌさんの解説を引き継ぐとしよう。
[Absorb]
吸収の名を持つこの魔法は文字通り、吸収放射の第一段階として行う魔法だ。手の平から展開された目に見えない魔法陣に、なのはの放った魔法が一挙に吸収される。と同時に、アルの声。
[Energy copy……complete……standby]
「うんっ……」
砲撃を終えてそのまま突撃しようと正面を見る。が、既に其処になのはの姿は無い。
吸収放射の仕組みは既になのはにも知られている。警戒して移動したのだろう。
[相棒!三時方向、来ます!]
「っ!」
アルの言葉に即座に反応し、魔力チャージと同時に左手を開いて前に。右手を引いて構える。
「「ディバイン……!」」
クラナの左の掌と、なのはの持つレイジング・ハートの切っ先に、“全く同じ色”を下桃色の魔力級が収束する。
次の瞬間……
[Divine Buster]
[Discharge]
「「バスター!!!」」
それらが同時に発射され、空中で激突した。
「…………!」
「っつぉ……!」
激突する桃色の閃光が、空中で拮抗する。互いに引かぬままそれらは中心部で魔力の不安定な圧縮過多を起こし……
爆発した。
なのは DAMAGE 110 LIFE 2390
クラナ DAMAGE 120 LIFE 2830
[相棒!]
『分かってる!』
即座にクラナは脚の裏で魔力爆発を起こさせ、推進力を発生させてウイングロード上をなのはに近い方のレーンに跳び移る。一瞬でも、この程度の魔法で有れば特に問題なく移動用として使う事が出来るのは、クラナが長い事魔法の瞬間展開と発動を練習してきたからなのだが、まぁそれについては良い。
さて、解説を引き継ぐと言った以上、此処で先程の吸収放射について説明しておこう。少しお時間をいただきたい。
先ず、クラナの吸収放射だが、もしこれを本職の吸収放射の使い手がみたならば、「あれは吸収放射では無い」と断言し
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