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魔法少女リリカルなのは ViVid ―The White wing―
第二章
十五話 激戦、熱戦、大激突!
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ん。なので、魔力を魔力結合させて物理現象に干渉出来るようにすることで、魔導師は魔法を使います。逆に言うと、魔力は魔力結合させない限り一切の物理現象に干渉出来ません。ちなみに、この性質を利用して外部干渉で魔力結合を強制的に解く事で魔法を使用出来ない領域を作りだすのが、AAA級の防御魔法。AMFです」
「はい!お見事よ。セイン、分かったかしら?」
「ん〜、よくわかんないけど、とりあえず魔力結合をしないと魔法を発動出来ないってのは分かった。後なんでガジェットがあんな警戒されてたのかも」
「あ、あははは……」
「ま、まあ、それだけわかれば今は充分ね。それじゃあ、此処からが、大切な所。無色の魔力の話に戻りましょう」
「って、さっき確か魔力結合能力が低いって……」
「つまり……」
メガーヌの言葉に、顔を見合わせたリオとコロナの隣で、セインが「あっ」と声を上げ、手をポンッと叩いて言った。

「つまり、クラナは魔法使えない!?」
「「えっ!?」」
「あ、いや、でも今使ってるし……うーん?」
セインの言葉に一瞬驚いたように反応した少女二人だったが、発言した本人が頭を捻ってうんうん言い始めた事で「がくっ」と肩を落とす。
そんな三人に柔らかく微笑みつつ、メガーヌは再び解説を始めた。

「セインの考えは、全部間違って居る訳じゃないわ。……ううん寧ろ半分位は合ってるわね」
「お!マジですか!?」
言うが早いがなはははと笑うセインにニコニコと笑いつつ、メガーヌは続ける。

「とは言え、より正確にはやっぱり違うの。正確には、無色の魔力による魔力結合は、空気中では一秒しか保たないのよ」
「い、一秒ですか!?」
驚いたように言ったコロナに微笑みながらメガーヌは返した

「えぇ。だからクラナ君は射撃魔法や砲撃魔法、通常の身体強化魔法、後は、空中に足場を作るタイプの移動系魔法も使えない。魔法陣をしばらく維持しなければいけないタイプの魔法もね。魔力を空気中に放出した途端、それらがすぐに魔力結合を解いてしまうのよ」
「え、で、でも!!」
と、其処に焦ったようにリオが言葉を差し込んだ。

「さっき先輩は紅蓮拳を……」
「そうね。その仕掛けが、今彼がしている、吸収放射なのよ」
微笑んでリオに頷きながら、メガーヌは続ける。

「吸収放射の魔法については知ってる?」
「文字通り……相手の放った射砲撃を魔力丸ごと一旦吸収して……そのままの威力で返す、反射防御(リフレクト)の一種、ですよね?」
「そうね。コロナちゃんは本当に博識ね〜」
よしよし。と頭を撫でてやるメガーヌの手の下で、コロナは「えへへ……」と目を細める。なんとも眼福だ。特にコロナが。

「さて、さっきも言った通り、クラナ君の射砲撃に対するメインの防御手
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