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ガンダムビルドファイターズ 〜try hope〜 外伝
奇跡のコラボ!『宇宙世紀UC外伝 もう一つのUC計画』×『ガンダムビルドファイターズ 〜try hope〜』後編
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いします…』

「あっおい待っ! 」

言いかけたところで目の前が虹の輝きにより見えなくなり、さらに意識が遠のっていく。そして意識を失う直前に頭にまた声が響いてきた。

『ありがとうございました……』

ーーー−−

「ん…ここは…」

目を覚まし周りを見ると、そこはコクピット内部になっていた。後ろを見ると番外個体が席に寄り掛かって目を閉じている。

「にしてもあれはいったいなんだったんだ?夢にしては妙に鮮明だったな」

考えていると、ハッチの外から叩かれる音がした。その音で番外個体も目を覚ましたようだ。

「…カペル。あれは夢だったのだろうか? 」

「さあな。けど、悪くねぇ夢だと思うぜ? 」

「そうだな…」

微笑みながらも番外個体は答えた。もしあの夢みたいに平和な所が本当にあるのだとしたら、それはいずれ現実に訪れるといいな…。

そう思っていると、いまだにハッチを叩かれているのでそろそろ開けようかと思い、ハッチを開いた。

ーーー−−

『BATTLE ENDED』

ケルサスガンダムが自身の攻撃に耐えきれず両腕が破壊し、すぐにガイトラッシュで切り裂かれて撃破されてしまった。その直後、目の前に強い光が放たれて目を眩ませる。

「な、何!? 」

「眩しい! 」

光が収まったので目を開けると、ついさっきまでいたカペルと、番外個体と言われた女が消えていた。

「どういうことだよ…」

「イチヨウさん。カペルさん達は? 」

「わからぬ。おそらく、元の世界に戻ったんじゃろう」

「そうか…帰ったのか」

あの光は、カペル達が帰った時の光だったのか…。

「にしてもあの人。戦いながら私達の欠点をすぐに見抜いて指摘してきたわね」

「ああ。すごい人だったな」

「おかげで改修案が固まったよ。よし!すぐにヒロヤ君の家に戻って早速始めよう! 」

「気が早いなおい。まあいいけど」

「じゃあ戻りましょうか」

バトルシステムから離れすぐに店から出ようとすると、入口にヨシナ達が立っていた。

「サオトメ君。奥でいったい何をやっていたんだ?けっこう時間がかかっていたが」

ヨシナにそんなことを聞かれ、トウイとシノの方を見て顔を合わせ頷く。二人も同じことを考えていたようだ。

「特になんともないさ。じゃあ俺達は戻るから。またな」

片手を上げて店から出た。今日は現実とは思えない体験をさせられたけど、それは意義のある体験だった。あの人達のおかげで、俺達はまだまだ強くなれるとわかったのだから…。



『宇宙世紀UC外伝 もう一つのUC計画』×『ガンダムビルドファイターズ 〜try hope〜』


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