その先にある場所へと 後編
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ある事だよな。電車に乗って座っていたら、隣の人が寝て寄りかかってきたのと同じ事だなうん。
パシャ!
突如シャッター音
が鳴り、音源の方を見るとスマホを構えていたトウイがいた。
お前瀕死状態じゃなかったのか?なんで今平然としてんだよ?
「いや。それよりもそれ寄越せ。ぶっ壊すから」
「ぶっ壊すと言われて渡す人間がこの世にいると思う?残念ながら渡しませんよええ。ちなみに僕は十回に一回は酔わない時があるんだよ。君が寝ている間にサービスエリアに寄って、またバスに乗って、その一回がきたんだよ」
「そうか、まあいい。とにかくお前をぶっ飛ばせ済むは「それは違うよ」…はっ? 」
回りが寝ているのか、トウイが小さくネットリと言ってきた。今度はそっちかよ…。
「ヒロヤ君。今は動かない方がいいよ。起こしちゃうし」
トウイが右肩の方を指差しながら言い、そこにはシノが寄りかかって寝ていた。そういえば寝ていたな。
「………ちっ。後で消せよそれ」
「ヒューヒュー………」
口笛できてないぞ。てか消せよなマジで。そうこうしていると、バスは聖鳳学園に近づいてきた。
そうして合宿は終わり、後は全国大会に向けてやれることを全てやるだけになった。
ーーー−−
〜余談〜
あの後聖鳳学園に着いてすぐにユウ達と別れ、電車に乗って天之川学園に帰った。
「……トウイ。これはどういうこと? 」
帰ってすぐにシノがスマホを持って震えている。心無しか赤くなっている気もするが…。
「Present for you。気にせず受け取ってね」
発音いいなお前。てか何送ったんだよ?
「それは気にしなくていいよ鈍感」
「誰が鈍感だボケ。殺すぞ? 」
「わー逃げろー」
そういうと逃げ出したので、取っ捕まえるために追いかけた。絶対に吐かせてやる!
「………ラインの待ち受けにしよ…」
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