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ガンダムビルドファイターズ 〜try hope〜
その先にある場所へと 中編
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トル終了直後、イガラシがそんなことを叫んでいた。正直ちょっと暑苦しいんだけど。

「サオトメ ヒロヤ!ミヤモト ユウ!好意を抱く。興味以上の対象だ! 」

「は、はあ…」

「えへへ。ありがとうございます! 」

高らかに宣言しながら指を指され、思わずたじろいでしまった。てかユウ。別にお礼言わなくていいと思うぞ?

「おっと失礼。つい興奮してしまった。ところでどうだ?この後も俺とバトルしていかないか? 」

「ん〜僕は構わないけど、ヒロヤはどうする? 」

「まあ別に構わないが…」

「そうか。では早速始め「イガラシーーー!!!どこだ!?お前勝手にどこ行ってやがる!!? 」…マズイ。すまない、私はここで立ち去らせてもらう。また会おう! 」

遠くから怒号が聞こえた後、イガラシがそれだけ言い残してすぐに走り去っていった。お前勝手に行動してたのかよ。

「…嵐のような人ね…」

「いやシノ。あれは確かに嵐だが、単なる馬鹿だと思うぞ? 」

「まあそんなことより、次のバトルを始めよっか!ミサキちゃん達もどう? 」

「ミヤモト。お前出発時刻を確認したのか?俺達はともかく、天之川学園は宮城県まで戻らなければいけない。時間がかかるから、もうバトルは終わりだ」

「え〜!!そんなぁ〜…。ヒナタ先輩!後一回だけでもいいから!お願い! 」

「駄目だ。さっさと支度しろ」

ユウが手を合わせて頼み込むも、ヒナタは頑なに断る。正直俺も出発時刻を確認していなかった。いや、知らされていなかったなうん。

「悪いなユウ。残念ながらそうらしいし、もう充分にバトルしたろ? 」

「僕はまだ物足りないんだけどなぁ…」

あんだけやってまだ物足りないと言うのかこいつは!?どんだけやりたいんだよ!?

「しょうがない…。諦めるしかないかぁ〜」

「大丈夫だって。大会で勝ち進めばまた戦えるだろ? 」

「…うん!確かにそうだね!じゃあそうする! 」

納得してくれたのか、ユウはおそらく部屋に戻って荷物を取りに行ったのだろう。それに続いて俺達も部屋に荷物を取りに戻って、バスの前に待っている。


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