心を閉ざす少年
意外な刻
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「はぁ〜・・・」
「お疲れ気味ですね?ご主人様?・・・どうぞ、アンジェリカのハーブティです」
アンジェリカは、弱った精神を安定させ、ストレスを和らげる効能が期待される(効能はそれだけではない)・・・楯無の件で案の定疲れていた彼方にはぴったりだ。
「ありがとうございます・・・」
カタカタとプログラムを打っていると、一夏が近づいてきた。
「どうした?元気ねえぞ?」
「大丈夫れふ〜・・・」
「本当に大丈夫かよ・・・ところで、なんでクラスの女子はあんなに騒いでいるんだ?」
「さあ・・・一夏君、なんかまた余計な事言ったんじゃないですか?女子の視線が貴方に集中していますよ?」
真耶が入ってきて、生徒と何か喋っている・・・すると、
「諸君、おはよう」
「お、おはようございます!」
{さすが、最強・・・一瞬で静まりました}
千冬は今日からISの本格的な実戦訓練をすることを伝えた後、真耶に交替し、
「ええとですね、今日はなんと転校生を紹介します!しかも二名です!」
教室が一気に騒がしくなった後、その二人が入ってくる。
一人は貴公子のような男子、もう一人は軍に居るような眼帯をした女子だった・・・雰囲気的にも、軍人だった。
自己紹介が終わったと思えば、一人の女子が一夏に平手打ちをしようとした・・・しかし、
「関心しませんね〜・・・まあ、僕が言っても説得力無いですけど」
黒い手がいきなり現れて振り上げられたその手を掴んだ。
「・・・貴様は誰だ?」
「人の名前を聞く時は、まず名乗ってからですよ?・・・まあ、天才狂気とでも言っときましょうか?((ニヤッ」
「!!!((ゾクッ」
その台詞、殺気に溢れた笑顔にさっきまで傲慢な態度だったのが一変、恐怖と動揺に満ちていた。
〜実戦訓練〜
『警告!!上空より落下物!!・・・というより、山田先生なんですが・・・ご主人様、どうしますか?』
真耶は、「どいてくださいぃぃぃぃ!!!」と言いながら落ちてくる。
『まあ、これで・・・』
一ヶ所に砂鉄が集まり、巨大な手が出てきた。真耶をキャッチする。
「あ、ありがとうございます・・・柏木君」
「・・・」
訓練が始まったため、そっぽを向いて彼方は言葉を無視した・・・それと、ある理由で。
{やっぱり、柏木君は目を見て話してくれない・・・よし!!}
「ところで柏木君?こないだから先生の事を無視したり、先生の方を見ないで話してますけど、ダメですよ。常に相手の目を見ろとは言いませんが、社会に出るとそういうのが失礼な態度に取られることもあります。気をつけてくださいね?」
「え〜と、まずISに乗ってください」
「ほら、また!!ちゃんとこっちを向いてください」
強引に彼方の腕を真耶は引っ張る・・・
{・・・・・・僕も一応男子なんですけど・・・}
そ
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